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登山グローブは防水で選ぶ?おすすめ比較

こんにちは、YAMA-GO編集部のりょうです。関西を拠点に、北アルプスを中心にULスタイルで山を楽しんでいます。このブログ「YAMA-GO」では、実際に使ったギアのレビューや選び方、山のノウハウなんかを発信しています。

登山グローブの防水選びって、正直かなり迷いますよね。ゴアテックスの防水グローブがいいのか、テムレスで十分なのか、ワークマンの防水手袋でも使えるのか、夏山なら軽量レイングローブでいいのか、雪山ではインナーグローブやオーバーグローブをどう重ねるのか。僕も最初はかなり遠回りしました。

特に雨の縦走や無雪期の稜線、冬の低山や雪山では、手の濡れや冷えが続くと、操作性だけでなく判断力にも影響することがあります。スマホ対応、防寒、透湿、蒸れにくさ、袖口の長さ、サイズ感まで考えると、登山用の防水グローブは単に濡れなければいい装備ではないんですよね。

今回は、僕自身が実際に使ってきた失敗も含めて、登山グローブを防水目的で選ぶときの考え方を整理してみます。初心者の方が最初の一双を選ぶときにも、装備を軽くしたい中級者の方が買い替えを考えるときにも、判断しやすくなる内容を目指しました。

  • 防水透湿グローブの蒸れやすさと選び方
  • オーバーグローブと単体グローブの使い分け
  • 夏山、無雪期、雪山での防水グローブの考え方
  • ゴアテックス、テムレス、ワークマン系の比較ポイント

登山用防水グローブの選び方

登山用の防水グローブは、雨を防ぐ力だけで選ぶと少し失敗しやすいです。歩く季節、行動時間、気温、風、汗の量、スマホ操作の頻度で、使いやすいグローブはかなり変わります。

ここではまず、防水透湿の仕組み、オーバーグローブと単体タイプの違い、夏山と雪山での考え方を順番に見ていきます。自分の山行に合う基準を持つと、売り場でもかなり選びやすくなりますよ。

防水透湿と蒸れの関係

防水透湿グローブは、外からの雨や雪を通しにくくしつつ、内側の湿気を外へ逃がすことを狙ったグローブです。ゴアテックスなどの防水透湿素材がよく知られていますね。

防水グローブでも登りの手汗で内側が濡れることを説明するスライド

ただ、ここで最初に知っておきたいのは、防水透湿でも蒸れないわけではないということです。特に登りで手汗をかく人や、気温が高い雨の日は、内側がしっとりすることがあります。

僕も夏の雨の北アルプスで、防水グローブをしたまま長く登って、結局内側が汗で濡れたことがあります。外から雨が入ったのではなく、自分の汗で濡れていたんですね。

防水性を高めるほど、どうしても空気の抜けは制限されます。透湿はしてくれますが、激しく汗をかくスピードに完全に追いつくとは限りません。要するに、レインウェアと同じで、使い方との相性が大事です。

ポイント

防水透湿グローブは、雨を防ぎながら湿気を逃がす装備です。ただし、行動量が多い登りでは汗による内側の濡れも起こります。

蒸れを減らしたいなら、厚手の防水グローブを最初から着けっぱなしにしないのが僕の好みです。小雨や行動中は薄手のフリースやウール系グローブで歩き、雨が強くなったら防水シェルを重ねる方が、手の中が快適に保ちやすいです。

一方で、冷たい雨や風が強い稜線では、蒸れよりも濡れと冷えを防ぐ方が優先です。手が冷えると、ファスナー操作、地図確認、スマホ操作、ストックの握り込みが一気につらくなります。

僕の感覚では、無雪期の防水グローブ選びは、完全防水だけを追うよりも、濡れにくさ、乾きやすさ、着脱のしやすさのバランスを見るのが現実的です。特に夏山では、多少濡れてもすぐ乾く薄手グローブの方が気楽な場面もあります。

注意点

防水グローブの内側が濡れた場合、乾きにくいモデルもあります。連泊縦走では、予備のインナーグローブを持つと安心感がかなり変わります。

オーバーと単体の違い

登山用の防水グローブには、大きく分けてオーバーグローブと単体で使う防水グローブがあります。オーバーグローブは、薄手のインナーグローブや保温グローブの上から被せる防水シェルです。

単体タイプは、それだけで防水性や保温性を持たせたグローブです。スキーグローブに近いものから、薄手のレイングローブまで幅があります。

単体グローブとオーバーグローブの違いを比較するスライド
タイプ向いている場面メリット注意点
オーバーグローブ縦走、雪山、雨天の行動重ね着で温度調整しやすい細かい作業は少し苦手
単体防水グローブ日帰り、冷たい雨、冬の低山着脱が簡単で扱いやすい暑いと蒸れやすい
薄手レイングローブ夏山、無雪期、UL装備軽くて携行しやすい保温力は控えめ

僕がよく使うのは、薄手のインナーグローブに防水のオーバーグローブを重ねる形です。理由は単純で、気温や汗の量に合わせて調整しやすいからです。

雨が降っていない登りではインナーだけ、雨が強くなったらオーバーを重ねる。休憩中に冷えてきたら保温グローブに替える。こういう使い分けができると、1つのグローブに全部を背負わせなくて済みます。

ただし、オーバーグローブは少し操作性が落ちます。カメラのボタン、スマホの細かい操作、ジッパーの開け閉めなどは、単体の薄手グローブの方がやりやすいです。

日帰り登山で、雨の可能性が低いけれど念のため持つなら、軽量な単体防水グローブも使いやすいです。逆に、長時間の雨や雪山を考えるなら、重ねられるシステムにしておく方が対応幅は広いかなと思います。

豆知識

オーバーグローブは、手のレインウェアみたいな存在です。保温は中のグローブ、防水と防風は外のグローブ、と役割を分けると考えやすいです。

夏山と無雪期の選び方

夏山や無雪期の登山では、防水グローブにどこまで保温性を求めるかが悩みどころです。低山の雨なら暑く感じることもありますが、標高の高い稜線では夏でも手が冷えることがあります。

特に北アルプスや中央アルプスの稜線で、雨と風が重なると体感温度は一気に下がります。気温の数字だけ見て油断すると、手先からじわじわ冷えてきます。

夏と無雪期は薄手インナーと軽量防水、雪山と厳冬期は3層構造で考えるスライド

夏山で使いやすいのは、軽量で薄手の防水レイングローブです。防寒力は高くありませんが、レインウェアのポケットやザックの取り出しやすい場所に入れておけるのが強みです。

僕は夏の縦走では、薄手のウール混グローブと軽量レイングローブを組み合わせることが多いです。晴れているときはウール混だけで歩き、雨や風が強い場面で防水グローブを重ねます。

夏山の防水グローブは、保温力よりも携行しやすさと乾きやすさを優先すると使いやすいです。重くて厚いものを持っていても、暑くて使わないまま終わることがあるからです。

一方で、秋の無雪期や標高の高い山では、少し保温力があるモデルを選びたくなります。10月の稜線で雨に降られると、夏用の薄手グローブだけでは心細い場面もあります。

ここに注意

夏山でも低体温のリスクはあります。冷たい雨、強風、長時間行動が重なる日は、手の防水と保温を軽く見ない方がいいです。

迷ったときは、行動中に使う薄手グローブと、悪天候用の防水グローブを分けるのがおすすめです。全部入りの厚手グローブ1つより、軽い組み合わせの方が使う場面を作りやすいです。

サイズは、ぴったりすぎない方が無難です。濡れた手で着脱するとき、タイトなグローブはかなりストレスになります。インナーを重ねる可能性があるなら、実際に重ねた状態で試着するのが一番確実ですね。

雪山用グローブの重ね方

雪山用のグローブは、無雪期よりも考えることが増えます。防水、防風、保温、操作性、予備、凍結時の対応まで見ておきたいです。

僕が雪山で基本にしているのは、薄手インナー、保温グローブ、防水オーバーグローブの3層です。状況によって全部を同時に使うこともあれば、行動中は薄手と保温だけで歩くこともあります。

  • 薄手インナーは汗抜けと細かい作業用
  • 保温グローブは行動中の暖かさを確保
  • 防水オーバーグローブは雪、風、濡れを防ぐ外側
  • 予備グローブは濡れや紛失への保険

雪山では、手袋を外して作業する時間をできるだけ短くしたいです。アイゼンの調整、ピッケルのリーシュ、ザックのバックル、スマホでの現在地確認など、素手になる場面は意外とあります。

そのときに薄手インナーがあると、完全な素手にならずに済みます。風が強い日だと、数十秒でも指先がかなり冷えるので、これは地味に大きいです。

オーバーグローブは、ミトン型と5本指型があります。保温重視ならミトン型、操作性重視なら5本指型が使いやすいです。僕は寒さが厳しい山ではミトン型を選び、細かい操作が多い低山では5本指型を使うことが多いです。

ただし、雪山の装備選びは山域、天候、経験値で必要なレベルが変わります。冬山や雪山では、グローブだけで安全が決まるわけではありません。ウェア全体、行動計画、撤退判断もセットで考える必要があります。

安全確認

雪山装備の判断は、あくまで一般的な目安です。正確な情報は公式サイトをご確認ください。最終的な判断は専門家にご相談ください。

予備グローブも大切です。濡れた、落とした、風で飛ばされた、片方だけ凍った、というトラブルは十分ありえます。僕は雪山では薄手インナーの予備を必ず入れるようにしています。

重ね方で失敗しやすいのは、サイズがきつすぎることです。重ねたときに指先が圧迫されると血行が悪くなり、かえって冷えやすくなります。暖かいはずのグローブで指先が冷えるときは、保温力不足だけでなくサイズも疑った方がいいです。

スマホ対応と袖口の確認

最近の登山では、スマホで地図アプリを見る人がかなり多いですよね。僕も紙地図とコンパスを持ちつつ、現在地確認はスマホに頼ることが多いです。

だからこそ、防水グローブのスマホ対応は見ておきたいポイントです。ただし、スマホ対応と書かれていても、実際の操作感はモデルによってかなり違います。

薄手のグローブなら地図の拡大縮小くらいはしやすいですが、厚手の防水グローブやミトン型では細かい操作が難しくなります。濡れている画面や寒さで反応が悪い場面もあります。

厚手の防水グローブではスマホや地図の細かい操作が難しいことを示すスライド

スマホ対応は便利ですが、過信しすぎない方がいいです。重要な分岐や現在地確認は、風の弱い場所で落ち着いて行う方が安全です。

袖口の形もかなり大事です。レインウェアの袖の外に被せる長めのカフタイプは、雨や雪が入りにくいです。逆にショートカフは手首まわりがすっきりして、ストックや時計の操作がしやすいです。

登山用防水グローブのサイズは少しゆとりを持たせ袖口の長さも確認することを示すスライド
袖口タイプ特徴向いている使い方
ロングカフ袖の上から被せやすい強い雨、雪山、長時間行動
ショートカフ手首がすっきりする夏山、日帰り、軽量装備
リブ付きフィット感が高い冬の低山、普段使い兼用

雨の登山では、袖口から水が入ることがあります。レインウェアの袖とグローブの重なりが短いと、ストックを突いたときや腕を上げたときに水が入りやすいです。

試着するときは、実際にレインウェアの袖と合わせてみるのがおすすめです。手首を曲げる、ストックを握る、ザックのショルダーベルトを触る。このあたりをやってみると、使いやすさがかなり見えてきます。

登山用防水グローブのおすすめ

ここからは、具体的にどんな防水グローブを選ぶと使いやすいかをタイプ別に整理します。特定の一双を絶対の正解にするより、山行スタイルに合う方向性を掴む方が失敗しにくいです。

ゴアテックス搭載モデル、軽量レイングローブ、テムレス、ワークマン系、登山ブランドの違いを順番に見ていきます。価格や仕様は変わることがあるので、購入前は必ず公式情報も確認してください。

ゴアテックス搭載、軽量レイングローブ、テムレス系、作業着メーカー系の用途や特徴を比較するスライド

ゴアテックス搭載モデル

ゴアテックス搭載の防水グローブは、登山用として安心感を求める人に選ばれやすいタイプです。防水性、防風性、透湿性のバランスを重視したモデルが多く、雨や雪の山行で使いやすいです。

ゴアテックスの強みは、単に水を防ぐだけではなく、湿気を逃がすことも考えられている点です。公式でも、防水、防風、透湿を大きな特徴として紹介しています(出典:GORE-TEX Brand「GORE-TEX Gloves & Accessories」)。

個人的には、長時間の雨、秋の稜線、雪山の外側用など、条件が厳しくなるほどゴアテックス系の安心感は大きいと感じます。もちろん価格は高くなりやすいですが、悪天候で使う装備としては納得しやすい部分があります。

ただし、ゴアテックス搭載なら何でも快適というわけではありません。グローブ全体の厚み、縫製、手の形、インナーの素材、カフの長さで使い心地はかなり変わります。

選び方

ゴアテックス搭載モデルは、雨や雪での安心感を重視する人に向いています。購入時は素材名だけでなく、厚み、操作性、袖口、サイズ感まで確認すると失敗しにくいです。

特に登山では、握る動作が多いです。ストック、岩、鎖、ザックのバックルなどを触るので、手のひら側のグリップ感はかなり大事です。滑りにくい補強があると、濡れたストックも握りやすくなります。

僕が選ぶなら、無雪期用は薄手で操作性の高いモデル、雪山用は保温グローブと合わせやすいオーバータイプを優先します。1つで全部こなすより、季節ごとに役割を分けた方が使いやすいです。

ゴアテックス系はメンテナンスも大切です。表地の撥水が落ちると、表面が水を含んで重くなり、透湿性そのものというより、表地が濡れることで蒸れや冷えを感じやすくなり、快適性が落ちます。防水膜があるから放置でいい、という装備ではないですね。

なお、モデル名や仕様は毎年変わることがあります。正確な仕様は、GORE-TEX公式サイトや各ブランドの公式ページで確認してください。

軽量レイングローブ比較

軽量レイングローブは、夏山や無雪期の登山でかなり使いやすい選択肢です。ザックに入れてもかさばりにくく、雨が降ったときだけ取り出せるので、UL寄りの装備とも相性がいいです。

僕が軽量レイングローブに求めるのは、完全な暖かさではなく、濡れと風を一時的にしのげることです。夏の縦走では、厚手の防寒グローブよりも、薄い防水シェルの方が出番が多いことがあります。

比較項目薄手レイングローブ厚手防水グローブ
重量軽く携行しやすいやや重くかさばる
保温性控えめ高め
操作性比較的よいモデルによって落ちる
蒸れにくさ比較的調整しやすい暑い日は蒸れやすい
向く季節夏山、無雪期秋、冬、雪山寄り

軽量レイングローブの弱点は、保温力があまりないことです。冷たい雨や強風の稜線では、薄手のインナーと組み合わせないと手が冷えます。

また、薄いぶん耐久性も見ておきたいです。岩場や鎖場でガシガシ使うと、手のひら側が傷みやすいモデルもあります。雨具として割り切るのか、行動中ずっと使うのかで選び方が変わります。

夏山の携行用なら、軽い、薄い、乾きやすい、重ねやすいの4つを重視するのが使いやすいです。防寒は別のインナーで補うと、全体のバランスが取りやすくなります。

目安

重量や耐水性の数値は、あくまで一般的な目安です。実際の快適さは手汗の量、気温、行動時間、レイヤリングで変わります。

僕の場合、日帰りの低山なら軽量レイングローブを省くこともあります。ただ、アルプス縦走や天気が崩れそうな日は、軽いものを1つ入れておくと精神的に楽です。

グローブは小物ですが、雨の中で手が冷えたときの不快感はかなり大きいです。数十グラムの装備で行動の余裕が増えるなら、持っていく価値は十分あるかなと思います。

テムレスとワークマン比較

登山用の防水グローブを調べていると、テムレスとワークマン系の防水手袋は必ず候補に入ってきます。どちらも価格を抑えやすく、登山専用ブランドより手を出しやすいのが魅力です。

テムレスは、防水・耐水性と透湿性をうたう作業用手袋として知られ、登山や雪山で使う人も多いです。特に防寒テムレス系は、冬の低山や雪上ハイクで見かけることがあります。

ワークマンの防水手袋は、モデルによって特徴がかなり違います。防寒寄り、作業寄り、レイン用、バイク用に近いものなどがあり、登山で使うなら用途の見極めが必要です。

項目テムレス系ワークマン系
価格比較的手頃かなり手頃なモデルも多い
防水性水に強いモデルが多いモデル差が大きい
透湿性蒸れを逃がす設計のものがあるモデルにより差がある
見た目作業用感が残るアウトドア寄りもある
登山適性雪山、雨天の実用装備として人気低山や予備用として検討しやすい

僕がテムレスを使って感じた良さは、濡れに強くて気楽に使えるところです。高価なグローブだと岩や木に触れるのを少しためらう場面でも、テムレスなら道具として割り切って使いやすいです。

ただし、手の形にぴったり合うか、袖口から雪や雨が入りにくいか、グリップが登山道で使いやすいかは確認した方がいいです。作業用として優秀でも、登山の動きに完全に合うとは限りません。

ワークマン系は、コスパの良さが大きな魅力です。低山の日帰りや、予備グローブとして試すにはかなり現実的です。ただ、雪山や長時間の悪天候で主力にするなら、事前に近場で使って癖を見ておきたいです。

確認必須

作業用や日常用の防水手袋を登山で使う場合は、山の条件に合うかを必ず確認してください。低温、強風、長時間の雨では、街や作業場とは負荷が変わります。

テムレスとワークマンを比べると、登山者の使用例を探しやすいのはテムレス、価格や店舗での買いやすさを重視するならワークマン系も候補、という見方がしやすいです。

どちらも万能ではありません。特に冬山では、保温力、袖口、予備、レイヤリングまで含めて考える必要があります。安いから危ない、高いから安全、という単純な話ではないですね。

ブランド別の特徴

登山用防水グローブは、ブランドごとに考え方が少し違います。どのブランドが一番というより、自分の山行スタイルに合うブランドを見つけるのが大事です。

モンベルは、日本の山で使いやすい価格と機能のバランスが魅力です。サイズ展開や用途別のラインナップも見やすく、最初の登山用防水グローブを探す人にも選びやすい印象があります。

ブラックダイヤモンドは、クライミングや雪山寄りのモデルに強いイメージです。耐久性やグリップ、保温力を重視したい人には候補に入りやすいです。

ザ・ノース・フェイスやマムート、アウトドアリサーチなどは、デザイン性と機能性のバランスが良いモデルが多いです。レインウェアや冬用ウェアと合わせて選びやすいのもメリットですね。

ファイントラックのように、レイヤリング全体で考えるブランドもあります。グローブ単体ではなく、インナーやドライ系の考え方と合わせて使うと良さが出やすいです。

ブランド傾向見たいポイント向いている人
国内総合ブランド価格、サイズ、入手性最初の一双を選びたい人
雪山・クライミング系耐久性、保温性、グリップ冬山や岩場も視野に入れる人
UL・レイヤリング系軽さ、乾きやすさ、重ねやすさ装備を軽くしたい人
作業用品系価格、防水性、実用性コスパ重視や予備用を探す人

ブランドで選ぶときに気をつけたいのは、同じブランド内でもモデルによって用途が違うことです。夏山向けの薄手グローブと、雪山向けの防寒グローブでは、同じ防水でもまったく別物です。

商品ページを見るときは、防水素材名だけでなく、推奨季節、保温材の有無、手のひらの補強、カフの長さ、重量、対応サイズを見てください。ここまで見ると、かなり失敗が減ります。

僕はグローブに関しては、できれば試着したい派です。手の形は人によってかなり違いますし、指の長さ、手のひらの幅、爪先の余り具合で操作性が変わります。

試着のコツ

試着時は、指を曲げる、ストックを握る、スマホを触る、袖口をレインウェアと合わせる。この4つを確認すると、山での使いやすさを想像しやすいです。

通販で買う場合は、返品やサイズ交換の条件も見ておくと安心です。グローブは靴ほどではないにしても、フィット感の差が行動中のストレスに直結します。

撥水を保つメンテナンス

防水グローブは、買ったときの性能がずっと続くわけではありません。表地の撥水が落ちたり、汚れが詰まったりすると、濡れやすく感じたり、蒸れやすく感じたりします。

ここで大事なのは、防水と撥水の違いです。防水は水を通しにくい構造のこと、撥水は表面で水を弾く加工のことです。要するに、防水膜があっても表地が水を吸うと快適性は落ちやすいということです。

防水と撥水の違いを示し汚れ落としや陰干しや撥水剤で手入れする流れを説明するスライド

雨の日にグローブ表面の水玉が転がらず、じわっと染みたように見えるなら、撥水が弱っているサインかもしれません。こうなると表地が重くなり、冷えも感じやすくなります。

メンテナンスは、まず製品ごとの洗濯表示を確認するのが基本です。素材や保温材によって、洗い方や乾燥方法が違います。革が使われているモデルは、特に扱いに注意した方がいいです。

  • 使用後は泥や汗を軽く落とす
  • 濡れたまま密閉せず、風通しのよい場所で乾かす
  • 洗濯表示に従って洗う
  • 必要に応じて撥水剤を使う
  • 直火や高温で無理に乾かさない

撥水を保つと、防水グローブの快適さはかなり戻りやすいです。レインウェアと同じで、こまめな手入れが長持ちにつながります。撥水加工は表面で水を弾く役割があると、メーカー公式情報でも説明されています(出典:GORE-TEX Brand「Durable Water Repellent」)。

乾燥注意

ストーブや焚き火の近くで急いで乾かすのは避けた方がいいです。素材の劣化、変形、穴あきの原因になることがあります。

僕は山から帰ったら、まずグローブをザックから出して乾かします。これを忘れると、湿気がこもって嫌なにおいが出たり、内側がなかなか乾かなかったりします。

撥水剤を使う場合も、製品に合うタイプを選ぶのが大事です。スプレータイプが向くもの、洗濯投入タイプが向くもの、革部分には使わない方がいいものなどがあります。

価格の高いグローブほど、メンテナンスで寿命を伸ばす価値があります。逆に、安価なグローブでも手入れしておくと、予備として気持ちよく使えます。

登山用防水グローブのまとめ

登山用防水グローブは、雨や雪を防ぐだけの道具ではなく、手の冷えを防ぎ、行動中の操作性を保つための大事な装備です。小物に見えますが、悪天候ではかなり効いてきます。

登山用防水グローブは歩く山や季節や汗の量に合わせて組み合わせることが大切とまとめるスライド

選び方の軸は、防水性、透湿性、保温性、操作性、重ねやすさ、袖口、サイズ感です。全部を最高レベルにするのは難しいので、自分の山行で何を優先するかを決めるのが近道です。

夏山や無雪期なら、軽量レイングローブと薄手インナーの組み合わせが使いやすいです。秋の稜線や冷たい雨では、少し保温力のある防水グローブが安心です。雪山では、インナー、保温、防水オーバーの重ね方を考えた方が対応しやすくなります。

ゴアテックス搭載モデルは、悪天候での安心感を重視する人に向いています。テムレスやワークマン系は、価格や実用性の面で魅力がありますが、山の条件に合うかを事前に確認しておきたいです。

結論

最初の一双なら、夏山と無雪期には軽量な防水レイングローブ、雪山や冷たい雨には重ね着できる防水オーバーグローブを基準に考えると選びやすいです。

僕自身、グローブ選びでは何度も失敗しました。暑すぎて使わなかったり、薄すぎて稜線で手が冷えたり、濡れた手で脱げなくなったり。そういう経験をして、今は季節ごとに役割を分けるようになりました。

登山グローブの防水選びに、絶対の正解はありません。大切なのは、自分が歩く山、季節、天気、汗のかき方に合わせて、無理なく使える組み合わせを作ることだと思います。

購入前には、各ブランドの公式サイトで最新の仕様、サイズ、素材、使用上の注意を確認してください。安全に関わる装備の最終的な判断は、山岳ガイドや登山用品店のスタッフなど、専門家に相談するのもおすすめです。

参考確認先として、GORE-TEXの公式情報や、各製品の仕様はそれぞれのブランド公式ページで確認できます。山で使う前に、近場の雨の日や低山で一度試しておくと、本番でかなり落ち着いて使えますよ。

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