こんにちは、YAMA-GO編集部のりょうです。関西を拠点に、北アルプスを中心にULスタイルで山を楽しんでいます。このブログ「YAMA-GO」では、実際に使ったギアのレビューや選び方、山のノウハウなんかを発信しています。
LOWAの登山靴が気になるものの、UK表記を何cmで選べばいいか迷っていませんか。レネゲードは大きめなのか、ワイドのWXLを選ぶべきなのか。海外ブランドの靴は、数字だけでは判断しにくいですよね。
先にお伝えしておくと、僕自身はLOWAを履いたことがありません。そのぶん公式のサイズ表と国内正規ストアの情報、海外の実測データを突き合わせ、足幅別の選び方として整理しました。最初の1足を適当に選んで下山で足を痛めた、僕の失敗も交えてお伝えします。
- LOWAは長さより先に足幅で標準かWXLかを決める理由
- UK8=26.5cmなどサイズ表の読み方と他ブランドからの換算
- レネゲード・タホー・ウィメンズのモデル別サイズ感
- 試し履きのコツと公式通販のサイズ違い返品の条件
LOWA登山靴のサイズ感は足幅が先・長さは後
LOWA登山靴のサイズ感は、長さ方向は「ほぼ表どおり」で、差が出るのは幅とつま先の形です。まず足幅で標準かWXL(ワイド)かを決め、次にサイズ表でUKを引き、最後に厚手ソックスで試す。この順番で選ぶと、候補がぐっと絞れますよ。

長さがほぼ表どおりと言えるのは、本国版レネゲード(Renegade GTX Mid)の海外調査で「サイズ通り」という回答が多数派だからです。ただしこれは1モデルの傾向で、同じUKでもモデルごとにラスト(靴の木型)が違います。幅が合わない靴を長さだけで合わせると、指の付け根が痛んだり、かかとが浮いたりしがちです。
- 足幅・甲の高さで、レギュラーかWXL(JAPAN FIT)かを決める
- 実測した足長でLOWAのサイズ表を引き、UKを決める
- 山で履くソックスで、そのUKと半サイズ上を履き比べる
日本人には幅広・甲高の足が多いとされ、欧州ブランドの標準ラストは細めに作られがちです。LOWAは欧州ブランドの中では比較的幅広なモデルが多く、同じモデル名でWXL版を並べていることもよくあります。だからこそ「何cmか」より先に「どの幅か」を決める価値がある、というのが僕の結論です。
ここで紹介するサイズ感はあくまで目安で、足の形には個人差があります。最終判断は店頭での試し履きで行ってください。
標準かWXL(ワイド)か|足幅で決めるラスト

幅広・甲高の足なら、WXL(またはJAPAN FIT)から試すのが近道です。欧州ブランドで幅の痛みが出たことがない人は、レギュラーラストからで大丈夫かなと思います。LOWAは同じモデルでレギュラー版とWXL版が同じ価格で並ぶことが多いので、幅で選んでも価格面の負担は増えにくいです。
ワイドって、足が大きい人向けってこと?
長さじゃなくて、足の横幅や甲のボリュームの違いみたいですよ。ここ、けっこう混同しやすいですよね。
へえ、そうなんだ!じゃあ自分の足がどっちなのか、一緒に確かめてみよう。
| 足の特徴(自己判断の目安) | 先に試すラスト | 国内正規のモデル例 |
|---|---|---|
| 幅広・甲高。日本ブランドの3E〜4Eが楽、欧州ブランドで指の付け根が当たった | WXL/JAPAN FIT | マドックス PRO GT MID WXL、バルド LT GT WXL、ティカム EVO GT WXL、チベット EVO GT WXL、タホープロ II GT |
| 標準(2E前後)。欧州ブランドで幅の痛みが出たことはない | レギュラー | レネゲード X GT MID、レネゲード EVO GT LO、バルド LT GT、ティカム EVO GT |
| 細め・甲低め。日本ブランドでは中で足が動く | レギュラー(女性はS) | レギュラー各モデル、マウリア EVO GT Ws S |
| 女性 | WOMEN'S(幅広ならWs WXL) | レネゲード X GT MID Ws、ラベーナ EVO GT Ws/Ws WXL、タホープロ II GT Ws |
日本人に多い幅広・甲高はWXLから試す
日本人の足は、足長と足幅の比率が「10:4」の人が半数以上とされます。欧米人に多い比率より横に広い足型で、甲高の人も多いと言われますね。そのため欧州ブランドの標準ラストでは、窮屈に感じる人が出やすいわけです。
LOWA本国の公式は、ワイドを「前足部のボリュームが通常ラストより大きい」と定義しています。外反母趾や扁平足など、特殊な足型向けという位置づけです。国内の専門メディアも「足幅の広い日本人にはWXLが合う人が多い」と紹介していますよ。
幅の記号は数字で比べない
本国のワイドは、メンズで「E/EE」と表記されます。ただしこれは米国式の幅記号で、日本のJISワイズ(2E・3Eなど)とは基準が別物です。「EEだから日本の2Eと同じ」とは読めないので、記号の見た目で判断しないでください。
日本ブランドの3E〜4Eの靴が楽な人は、WXLから試す価値があります。欧州ブランドで小指や親指の付け根が当たった経験がある人も同じです。逆に、日本ブランドの靴だと中で足が動く細めの人は、レギュラーが合いやすいかなと思います。
一つ注意したいのが、WXL版のサイズ展開です。WXL版はレギュラー版より、小さい側の下限が半サイズ上のことがあります。たとえばバルド LT GTはUK6(24.7cm)からですが、WXL版はUK6H(25.2cm)から。足長24.7cm前後で幅広の人は、自分のサイズが無い場合もあるので気をつけてください。
用途別に見る主要モデルとラストの対応表
国内正規の主要モデルを、ラストと用途で並べると次のとおりです(2026年10月時点・税込)。
| モデル | ラスト | 主な用途 | 重量(片足) | 価格 |
|---|---|---|---|---|
| レネゲード X GT MID | レギュラー | 低山〜無雪期のハイキング | 575g(UK8) | 29,700円 |
| レネゲード X GT MID Ws | WOMEN'S | 同上 | 480g(UK5) | 29,700円 |
| レネゲード EVO GT LO | レギュラー | ローカット | 460g(UK8) | 39,600円 |
| マドックス PRO GT MID WXL | WXL | 低山・ファストハイク | 440g(UK8) | 35,200円 |
| バルド LT GT/同 WXL | レギュラー/WXL | 日本アルプスの3シーズン縦走〜低山 | 700g(UK8) | 44,000円 |
| タホープロ II GT | JAPAN FIT | バックパッキング | 870g(UK8) | 55,000円 |
| タホープロ II GT Ws | WOMEN'S JAPAN FIT | 同上 | 720g(UK5) | 55,000円 |
| ティカム EVO GT/同 WXL | レギュラー/WXL | 縦走・テント泊 | 815g(UK8) | 56,100円 |
| ラベーナ EVO GT Ws/Ws WXL | WOMEN'S/WXL | ティカムのウィメンズ | 640g(UK5) | 56,100円 |
| チベット EVO GT WXL | WXL | 長期縦走 | 880g(UK8) | 62,700円 |
表を見ると、国内正規のレネゲードはレギュラーラストのみで、WXL版がありません。幅広の人が軽めのミッドカットを探すなら、マドックス PRO GT MID WXLが候補になります。日本アルプスの縦走まで考えるなら、バルド LT GT WXLやティカム EVO GT WXLが選択肢ですね。
価格面では、確認したモデルではレギュラー版とWXL版で価格差がない点も見逃せません。バルド、ティカム、ラベーナはどちらも同価格です。ただしWXL版はサイズ展開が異なることがあり、バルド LT GT WXLはUK6H(25.2cm)からです。価格は改定されることがあるので、購入前に公式ストアで最新の表示を確認してください。
UK8は何cm?LOWAサイズ表の読み方
LOWAのUK8は26.5cmで、メンズ・ウィメンズ共通です。このcmは靴の内寸ではなく、そのUKを選ぶ足長(足の実寸)の目安として読みます。足長26.5cmの人ならUK8が出発点、という使い方ですね。

UKって、イギリスのサイズのこと?cmだけで書いてくれたら楽なのにね。
そうなんです。しかもcmの数字の読み方に、ちょっとしたコツがあるんですよ。
読み方のコツ?じゃあ表を見ながら確かめてみよう!
UK・EU・cm早見表|表のcmは足長の目安
国内正規品のサイズ表記は「UK8(26.5cm)」のように、UKとcmの併記です。ハーフサイズは「H」で表し、UK6HはUK6.5のこと。メンズの主な範囲を本国の公式換算表から抜き出すと、次のようになります。
| UK | EU | US | cm(足長の目安) |
|---|---|---|---|
| 6 | 39.5 | 7 | 24.7 |
| 6.5 | 40 | 7.5 | 25.2 |
| 7 | 41 | 8 | 25.6 |
| 7.5 | 41.5 | 8.5 | 26.0 |
| 8 | 42 | 9 | 26.5 |
| 8.5 | 42.5 | 9.5 | 26.9 |
| 9 | 43.5 | 10 | 27.3 |
| 9.5 | 44 | 10.5 | 27.7 |
| 10 | 44.5 | 11 | 28.1 |
| 10.5 | 45 | 11.5 | 28.5 |
刻みが0.4〜0.5cmで、日本の0.5cm刻みとずれている点に注意してください。たとえば足長27.0cmの人なら、一番近いのはUK8.5(26.9cm)です。数字がきれいに揃わないぶん、表を一行ずつ確認するのが確実ですね。
EU表記にも落とし穴があります。LOWAの表にはEU43の行がなく、EU42.5の次はEU43.5に飛びます。他社のEU43とLOWAのEUを、数字だけで対応させないでください。
表のcmが足長の目安になるのは、本国のサイズ表が15mmの長さの余裕を見込み済みとされるからです。米国の公式サイズチャートも、普段履いている靴と同じサイズを選ぶのが原則としています。日本の靴のcm表示も足長が基準なので、この読み方と話が合いますね。(出典:LOWA Boots(米国公式)『Size Chart』)
「さらに+1cm」は重ねない
日本の登山靴の解説には「普段より0.5〜1cm大きめ」という目安がよくあります。ただLOWAの表は、つま先の余裕ぶんを織り込んだ足長基準です。表のcmにさらに1cm足すと、大きすぎてかかとが浮く原因になりかねません。上げるかどうかは、試し履きで決めましょう。
スポルティバやサロモンから乗り換える換算
他ブランドから乗り換えるときは、EUやUKの数字ではなく、cm(足長)に直してからLOWAの表を引くのが基本です。ブランドごとに、表のcmが何を指すかが揃っていないからです。
同じ数字でも、ブランドが違えば足長がずれます。各社の換算表の値をそのまま並べると、次のとおりです。
| 表記 | サロモン(足長実寸) | LOWA | スポルティバ |
|---|---|---|---|
| EU40 | 24.5cm | 25.2cm | 25.6cm |
| EU42 | 26.0cm | 26.5cm | 27.0cm |
EU40だけ見ても、表の上では約1cmの開きがあります。一般的な換算式で直すと、半サイズ〜1サイズずれることもあるわけです。換算は必ず、そのブランド自身の表で行ってください。
| 今履いている靴 | LOWAで引くときの目安 |
|---|---|
| サロモン(日本公式のcm) | 日本公式のcmは「足長+0.5cm」の注文サイズ。サロモン26.5cmなら足長は約26.0cmで、LOWAはUK7.5から |
| スポルティバ・スカルパ(EU表記) | EUの数字で比べず、各社の表でcmに直してからLOWAの表を引く |
| キャラバンなど日本ブランドのcm | cmは足長基準なので、同じcmの行から試す。3E前後の幅に慣れているとレギュラーはきつく感じやすい |
スポルティバは、マウンテンブーツを「足長に対応するEUから半サイズ上げる」よう案内しています。手元のスポルティバを半サイズ上げて選んでいたなら、そのEUは足長より大きめです。迷ったら、靴のサイズではなく実測した足長から引き直すのが確実ですよ。
モデル別のサイズ感|レネゲード・タホー・ウィメンズ
モデル別に見ると、レネゲードは長さがほぼサイズ通りでつま先が細め、タホープロIIはつま先ゆったりという傾向です。ウィメンズは標準・幅広・細めの3つから選べます。同じLOWAでも、モデルごとに別の靴だと考えた方がいいですね。
同じLOWAなのに、モデルでそんなに違うの?
そうみたいです。人気のレネゲードから、順番に見ていきましょう。
レネゲードは大きめ?小さめ?つま先は細め
レネゲードは、長さ方向は「サイズ通り」と見てよさそうです。本国のRenegade GTX Midでは、米国通販Zapposの調査で86%が「サイズ通り」と回答。所有者341票を集めたRunRepeatの投票も、判定は同じく「サイズ通り」でした。
ただし、形には特徴があります。RunRepeatのラボ実測では、前足部の一番広い所は平均より広い一方、つま先側とかかとは平均より細めでした。
| 測定箇所 | レネゲード実測 | ラボ平均 | 判定 |
|---|---|---|---|
| 前足部の最大幅 | 95.8mm | 94.2mm | 平均より広い |
| 親指位置の幅 | 68.8mm | 71.8mm | 平均より狭い |
| かかと幅 | 84.8mm | 88.0mm | 平均より細い |
つまり、足の一番広い所は収まるのに、親指〜つま先が当たりやすい形です。つま先が四角い足や親指が長い足は、長さが合っても指が当たることがあります。ここで長さを上げて逃がすと、細いかかとが浮きやすくなる点に注意してください。
海外のレビューで見かける「1サイズ上げた」という声は、この窮屈さを長さで吸収したケースが目立ちます。逆に「細いかかとでも脱げない」という評価もあり、かかとが細い人には合いやすい形とも言えそうです。
国内現行モデルとの違い
上の実測と調査は、本国のRenegade GTX Mid(クラシック)のものです。国内正規の現行品はレネゲード X GT MIDとレネゲード EVO GT LOで、公式説明ではどちらもレギュラーラスト。同じ形とは限らないので、傾向として参考にしてください。
レネゲード X GT MIDは、国内正規ストアで「ソフトな足入れ感、歩いた時の安定感」が特長と説明されています。低山から無雪期のハイキング向けのミッドカットです。標準的な足幅の人なら、最初のLOWAとして検討しやすい1足かなと思います。
LOWA レネゲード X GT MID
レギュラーラストのミッドカット。標準的な足幅で、低山〜無雪期のハイキングに
価格目安:29,700円(税込・国内正規)
幅広ならレネゲードのワイド版で解決する?
結論から言うと、レネゲードのワイド版で幅の問題が解決するとは限りません。そもそも国内正規のラインアップでは、レネゲードにWXL版がありません(2026年10月時点)。
海外にはRenegadeのWide版がありますが、海外通販のレビューには「ワイドでもトゥボックスが狭い」という報告があります。ラボ実測でも、レネゲードはつま先側が絞られた形でした。幅広の足で形自体が合わない場合、ワイド化しても解決しない可能性があるわけです。
並行輸入・海外通販の注意
並行輸入や海外通販でWide版を買うと、国内正規代理店のサイズ違い返品や修理の対象外になります。サイズが合わなかったときの逃げ道がなくなるので、慎重に判断してください。
幅広でレネゲードに近い軽さ・用途を求めるなら、国内正規のマドックス PRO GT MID WXLが近い選択肢です。軽量なミッドカットで、低山やファストハイク向けとされています。本格的な縦走まで見据えるなら、バルド LT GT WXLやタホープロ II GTも候補になりますね。
LOWA マドックス PRO GT MID WXL
WXLラストの軽量ミッド。幅広の足で低山・ファストハイクに
価格目安:35,200円(税込・国内正規)
タホープロIIはJAPAN FITでつま先ゆったり
タホープロ II GTは「JAPAN FITラスト」という専用の木型を採用しています。専門店の紹介では、WXLをベースに日本人の足型に合わせた木型とのこと。旧タホープロ(WXL)より、つま先や足指まわりがゆったりした作りという評価ですね。
国内の展開はメンズUK6(24.7cm)〜UK10H(28.5cm)、ウィメンズUK3H(22.6cm)〜UK6H(25.2cm)です。重さは片足870g(UK8)で、レネゲード X GT MIDより約300g重くなります。ヌバック(起毛革)を使った、テント泊などのバックパッキング向けの本格派です。(出典:イワタニ・プリムス公式オンラインストア『LOWA タホープロ II GT』)
個人の購入記では、旧タホープロ(WXL)を「履き始めはきつく感じたが、店内を30分ほど歩くと馴染んだ」と書いています。革の重登山靴は、最初の足入れの印象だけで決めないのがコツみたいですよ。試し履きでは時間をかけて店内を歩き、当たりが消えるかを確かめてください。
LOWA タホープロ II GT
JAPAN FITラストでつま先ゆったり。テント泊などのバックパッキングに
価格目安:55,000円(税込・国内正規)
ウィメンズは標準・Ws WXL・Sの3つの幅
LOWAのウィメンズ(名称の末尾がWs)は、女性の足型に合わせた「WOMEN'S ラスト」を使っています。メンズの小さいサイズとは別物の木型です。さらに、幅の選択肢が3方向あるのが特徴です。
| 幅 | 国内の表記 | 主なモデル例 |
|---|---|---|
| 標準 | WOMEN'S | レネゲード X GT MID Ws、ラベーナ EVO GT Ws、タホープロ II GT Ws(WOMEN'S JAPAN FIT) |
| 幅広 | Ws WXL | ラベーナ、バディア、マドックスのWs WXL版 |
| 細め | Ws S | マウリア EVO GT Ws S |
細めのWs Sは、公式で「甲からつま先にかけての厚みを抑え、幅を細くした」と説明されています。日本ブランドの靴だと中で足が動く女性は、ここから試すのも手ですね。
小さいサイズには注意が必要です。ウィメンズ各モデルの国内展開はUK3H(22.6cm)からで、22.5cm未満の足に合う行がないモデルが多くなります。逆に幅広の女性は、Ws WXLのほか、メンズWXL(UK6H=25.2cmから)が候補に入ることも。足長しだいなので、表で確かめてみてください。
本国の幅記号は、ウィメンズだとNarrow=A・Medium=B・Wide=Cで、メンズとアルファベットがずれます。米国表記で買うときだけ気にすれば大丈夫です。
僕の靴選び経験から|試し履きと通販の注意点
試し履きで大事なのは、山で履くソックスで、表で引いたUKと半サイズ上を履き比べることです。通販を使うなら、店頭でモデル・ラスト・UKを確定してからにしましょう。LOWA公式ストアのサイズ違いは交換ではなく、返品して買い直す扱いです。
偉そうに書いていますが、僕も最初の1足は正直かなり適当に選んでいました。初めての富士登山で履いたのは、キャラバンの登山靴です。下山は8合目から砂利の坂が続き、階段もなく、ずっと自分の足でブレーキをかけ続けました。
結果、足の親指と小指に負担がかかり、両足で5か所の水ぶくれ。原因をサイズだけに決めつけることはできません。それでも、下りで靴の中の足がどう動くかを甘く見ていたのは確かです。
ちなみに翌年の槍ヶ岳でも、キャラバンのC1_02Sを履いていました。下山は終日の雨でしたが、浸水は一切なし。ブランドの知名度より、自分の足と用途に合うかが大切だなと感じています。
厚手ソックスで履き比べ+1cm重ねは避ける
ソックスの厚みが違うと、靴のサイズ感は0.5〜1サイズ相当ずれることがあります。LOWAのUKは0.4〜0.5cm刻みなので、ソックス次第でちょうどハーフサイズ1つ動くイメージです。試し履きは必ず本番と同じ厚さのソックスで行ってください。
- 両足の足長を実測し、大きい方の数値を採る
- LOWAのサイズ表で、足長に一番近いUKを引く
- 足幅と甲の当たり方から、試すラストを先に絞っておく
- 山で履く中厚手〜厚手のソックスで、そのUKと半サイズ上を履き比べる
- 紐を緩めてつま先を当て、かかとに指1本(約1〜1.5cm)入るかを見る
- 紐を締め、下りの傾斜でつま先が当たらないか、登りでかかとが浮かないかを確かめる
長さは合うのに、親指や小指の付け根が痛むことがあります。そのときは長さを上げる前に、WXLやJAPAN FITを試してみてください。それでも当たるなら、木型の違う別モデルも候補です。長さを上げてかかとが浮いたなら、元のUKに戻して幅違いを試しましょう。
時間帯も意識したいところです。足は立って歩くうちにむくみやすく、米国のLOWA公式も午後の試着をすすめています。むくみ方には個人差があるので、山を歩く状態に近い足で合わせるのが理想かなと思います。
やりがちな失敗
「普段26.5cmだからUK8、登山靴は大きめだからUK9」と、表のcmにさらに1cm相当を重ねるのが典型的な失敗です。大きすぎる靴は、かかと浮きや靴擦れの原因になります。大きすぎによる痛みは、サイズを下げるか幅を合わせる方が解決しやすいとされます。
冬に厚手のソックスを重ねる予定がある人も、夏用に合わせた靴に厚みを足して補うのは避けたいところです。靴がきつくなるほど厚くすると、血流を締めつけて足が冷えやすくなります。
通販のサイズ交換は返品扱い|公式の条件
LOWAの国内公式オンラインストア(イワタニ・プリムス)は、お客様都合の返品を原則受け付けていません。例外がシューズのサイズ違いで、次の条件をすべて満たすと返品できます(2026年10月確認)。(出典:イワタニ・プリムス公式オンラインストア『ご利用ガイド』)
| 項目 | 条件 |
|---|---|
| 連絡期限 | 商品到着後7日以内(問い合わせフォーム) |
| 対象 | 同ストアで買った通常販売品(セール品は対象外) |
| 試着 | 室内での試着のみ(屋外での使用は不可) |
| 状態 | 商品・外箱・付属品・タグがそろい、汚れ・傷・におい・履きシワが無い |
| 返送料 | 購入者負担 |
| 交換 | 直接の交換は無し。返品後に希望サイズを改めて購入 |
注意したいのは、屋外で数歩でも歩くと返品条件から外れる点です。届いたら箱やタグを残したまま、室内で本番のソックスを履いて確かめてください。送料は商品代金11,000円以上で無料なので、LOWAの登山靴なら1足で無料ラインを超えます。
他社の公式ストアでは、サロモン日本公式が注文日から30日以内、キャラバン公式が到着後7日以内です。量販店や専門店の通販は店ごとに条件が違い、並行輸入品は正規の返品・修理の対象外。購入前に、各ストアの最新の規約を確認しておくと安心ですよ。
初めてのLOWAなら、店頭で同じモデル・同じラストのUKを確定してから注文するのが失敗の少ない順序です。近くに取扱店がない場合は、返品条件を読み込んだうえで公式ストアを使う手もありますね。正確な条件は公式サイトでご確認ください。
LOWA登山靴のサイズ感でよくある質問
EU43を履いている人は、LOWAでは何を選べばいいですか?
LOWAの換算表にはEU43の行がなく、EU42.5の次はEU43.5です。まず今の靴のブランドの表で、EU43を足長(cm)に直してください。そのcmに一番近い行をLOWAの表から引くのが確実です。同じEUでもブランドによって足長は違うので、数字だけで対応させないのがポイントですね。
米国のUS表記で買うときに気をつけることは?
LOWAのUSとEUの対応は、メンズとウィメンズで違います。さらに米国の公式表は、ウィメンズのインジェクションソール・モデルに別のUS列を設けています。海外のサイズ解説でも、そのタイプの女性モデルは半サイズ大きく選ぶよう説明されています。国内正規品のUK+cm表記で買う分には関係ないので、迷ったら国内表記で選ぶと安心です。
外反母趾でもLOWAの登山靴は履けますか?
本国の公式は、ワイド(WXL)を外反母趾や扁平足など特殊な足型向けと説明しています。候補としては、まずWXLやJAPAN FITのモデルから試すのが順当かなと思います。WXLでも当たる場合は、3E〜4Eの幅を展開する日本ブランドも選択肢です。痛みの出方は人それぞれなので、足の状態に不安があれば医師や専門店に相談してください。
並行輸入品のLOWAは安いですが、サイズ選びで不利はありますか?
一番の不利は、サイズが合わなかったときの逃げ道が少ないことです。並行輸入品は、国内正規代理店のサイズ違い返品や修理の対象外になります。初めてのLOWAなら、国内正規品を店頭で試してからの購入が安心です。
冬用に厚手ソックスを重ねるなら、半サイズ上げるべきですか?
冬に厚手を重ねる前提なら、そのソックスを履いて試し履きし、必要なら半サイズ上を選ぶのが筋かなと思います。米陸軍の寒冷障害予防の指針にも、インナーと保温ソックスを履けるようブーツを大きめにする場合がある、とあります。逆に、夏用に合わせた靴に厚手を詰め込むのは避けてください。きつい靴は血流を締めつけ、冷えや寒冷障害のリスクを上げます。
LOWA登山靴のサイズ感まとめ|足幅→UK→試し履き

まず幅を決めて、それから長さなんだね!
そうなんです。最後は本番のソックスで履いて確かめるのが大事ですね。
LOWA登山靴のサイズ感は、長さよりも幅とつま先の形で差が出ます。最後にポイントを振り返っておきますね。
- 幅広・甲高はWXL(JAPAN FIT)から、標準的な足はレギュラーラストから試す
- UK8=26.5cm。表のcmは足長の目安なので、さらに+1cmは重ねない
- 他ブランドからは、EUの数字ではなく各社の表でcmに直して換算する
- レネゲードは長さほぼサイズ通り・つま先細め。幅広ならWXLモデルを検討
- タホープロIIはJAPAN FITでつま先ゆったり、ウィメンズは3つの幅から選べる
- 公式通販のサイズ違いは到着後7日以内・室内試着のみで、返品して買い直す
絶対にこれが正解という話ではなく、足の形は人それぞれです。この記事の数値はあくまで一般的な目安なので、正確な情報は公式サイトでご確認ください。足の痛みや形に不安がある人は、専門店のスタッフや医師に相談してから選ぶと安心ですよ。
