こんにちは、YAMA-GO編集部のりょうです。関西を拠点に、北アルプスを中心にULスタイルで山を楽しんでいます。このブログ「YAMA-GO」では、実際に使ったギアのレビューや選び方、山のノウハウなんかを発信しています。
登山用の靴下って、正直けっこう迷いますよね。厚さも素材も丈もバラバラで、値段は1足3,000円超えもざら。結論から書くと、1足目に選ぶならダーンタフの「ハイカー マイクロクルー ミッドウェイト クッション」です。中厚手のメリノ混に生涯保証が付き、履きつぶす前提の消耗品でも長い目でコストが読めます。
僕も最初はかなり適当に選んでいました。富士登山用にキャラバンのC1-02Sを買ったときも、厚めの靴下を履いて店頭でサイズを合わせたのを覚えています。あのときの厚さを山でも再現できるかどうか。それが靴ずれを防ぐ大きな分かれ目でした。この記事では、公式スペックと実使用レビューをもとに8モデルを6つの軸で比べ、目的別の選び分けまで整理します。8モデルすべてを僕が履き比べたわけではありません。
本記事はアフィリエイト広告を利用しています。価格・在庫・仕様は変わる場合があるため、購入前に公式サイトや販売ページでご確認ください。
- 登山用靴下は中厚手のメリノウール混を1足目に選ぶと外しにくい
- ダーンタフ・FITS・スマートウールなど8モデルを6つの軸で比較
- 靴ずれを防ぐ鍵は登山靴の試着時と同じ厚さでそろえること
- 夏は薄手・冬は厚手を1足ずつ足す季節別のそろえ方
登山用靴下で迷ったらこれ|1足目は中厚手メリノのダーンタフ
8モデルを比べたうえでの結論です。最初の1足にはダーンタフ「ハイカー マイクロクルー ミッドウェイト クッション」(#1466・国内定価4,180円 税込)をおすすめします。決め手は生涯保証。通常の使用で穴が空いた場合、同等モデルへ無償交換してもらえます。

登山靴下は消耗品です。かかとや親指の先から擦り切れて、シーズンごとに買い替えた経験がある人も多いはず。交換保証があると、1足4,180円という価格が「何年ぶんか」に置き換わります。つま先はインビジブルシームリングトゥ構造で、下りで指先が当たっても縫い目が擦れにくい作りです。
厚さはミッドウェイト、クッションは足裏のみ。登山靴を試着したときの中厚手をそのまま再現でき、甲まわりがもたつきません。ただし1足4,180円は、最初のハードルとしては高めです。予算を抑えたい人は3位のスマートウール(3,520円 税込)、まず1足試したい人は8位のワークマン(980円前後)が受け皿になります。
- 耐久と保証で選ぶなら: 生涯保証のダーンタフ(1位・4,180円 税込)
- フィットと肌当たりで選ぶなら: メリノウール70%のFITS(2位・3,960円 税込)
- 価格を抑えるなら: スマートウール(3位・3,520円 税込)かワークマン(8位・980円前後)
登山用靴下おすすめ8モデル比較表|6つの軸で見た編集部評価
点数の付け方を先に書いておきます。素材・厚さ・フィット・耐久と保証・価格・入手しやすさの6軸について、公式スペックと実使用レビューをもとに編集部が5点満点で見立てた主観評価が総合点です。靴ずれ防止に直結するフィットと耐久を重く見ています。試験機での実測や、8モデル全部の履き比べにもとづく数値ではありません。そのうえで「中厚手の1足目として通年で使えるか」を加味し、順位を決めました。

そのため、軸ごとの評価が高くても、使える季節が限られるモデルは総合点が下がります。6位以下がその位置にいるのは、性能が低いからではありません。表の価格は調査時点の国内定価または取扱価格です。実売価格と在庫は公式サイトでご確認ください。
| 順位 | 商品 | 総合 | 厚さ | ウール比率 | 価格(税込) |
|---|---|---|---|---|---|
| 1 | ダーンタフ ハイカー マイクロクルー ミッドウェイト | 4.6 | 中厚手 | 61% | 4,180円 |
| 2 | FITS ミディアムハイカークルー F1001 | 4.4 | 中厚手 | 70% | 3,960円 |
| 3 | スマートウール ハイククラシック フルクッション クルー | 4.3 | フルクッション | 67% | 3,520円 |
| 4 | キャラバン RLメリノ・レトロトレッキング | 4.1 | 中厚 | 60% | 3,080円 |
| 5 | インジンジ アウトドア ミッドウェイトクルー ウール | 3.9 | 中厚手(5本指) | 75% | 3,300円前後 |
| 6 | アイスブレーカー メリノ ハイク+ ライト クルー | 3.7 | 薄手 | 60% | 3,850円 |
| 7 | スマートウール マウンテニア マキシマムクッション | 3.6 | 最も厚いクッション | 72% | 5,060円前後 |
| 8 | ワークマン メリノウール トレッキングソックス | 3.2 | パイル地 | 40%前後 | 980円前後 |
登山用靴下おすすめ人気ランキング8選
ここからは8モデルを順に見ていきます。各カードの点数は、前の章の6軸に「通年で使えるか」を加味した編集部の総合評価です。いま履いている登山靴と、足まわりで困っていることを思い浮かべながら読んでみてください。
1位は耐久と保証で選びました。年に何度も登り、靴下の穴あきに悩んできた人ほど効いてきます。中厚手のクッションは足裏に集中していて、甲まわりはすっきり。登山靴の試着で想定した厚さを、買い替えても同じ基準で保てるのが強みです。
気になるのは価格と、保証を使うときの手間です。洗濯して送料元払いで返送し、メールでやり取りする流れになります。その場で即交換ではありません。数年単位で履き続ける前提なら、この手間はコストに見合います。1足を長く使いたい人向けの選択です。
第1位 ダーンタフ|ハイカー マイクロクルー ミッドウェイト クッション(#1466 / Hiker Micro Crew Midweight with Cushion)
総合評価:4.6
価格目安:4,180円(税込・#1466)/ブーツ丈の#1403は4,400円(税込)
こんな人におすすめ:年に何度も山に行き、靴下の穴あきと買い替えに悩んできた人。中厚手の基準を長く保ちたい人
メリット
- 通常の使用で穴が空けば同等モデルへ無償交換される生涯保証つき。買い替えの回数を抑えられる
- つま先が縫い目の目立たないシームレス構造で、下りで指先が当たっても擦れにくい
- クッションが足裏に集中し、中厚手でも甲まわりがもたつかない
デメリット
- 1足4,180円と価格は高め。最初の1足としてはハードルがある
- 保証は洗濯して送料元払いで返送する手間がかかり、その場で即交換ではない
- クッションが足裏のみなので、すね側の厚みを期待すると物足りない
2位のFITSは、靴は合っているのに靴下がずれてマメができる人に向きます。メリノウール70%と本命クラスの高配合。裏地を全面パイル編みにしていて、長時間でも肌当たりが柔らかいのが持ち味です。18.5μmの極細ウールなので、ウール特有のチクチクが苦手な人でも試しやすい仕上がりです。
弱点は価格と保証です。3,960円と高く、国内正規取扱の販売ページには交換保証の案内がありません(本国サイトには満足保証の記載がありますが、日本で買ったぶんの扱いは購入店への確認が要ります)。取扱店が限られ、サイズや色の在庫を選びにくい場面も。それでも下りでかかとがずれる悩みが続いているなら、ズレの少なさに投資する価値はあります。
第2位 FITS|ミディアムハイカークルー(中厚手)F1001
総合評価:4.4
価格目安:3,960円(税込)
こんな人におすすめ:登山靴は合っているのに靴下がずれてマメができる人。柔らかい肌当たりを優先したい人
メリット
- メリノウール70%の高配合で、汗をかいても蒸れにくく、においがこもりにくい
- 18.5μmの極細ウールと全面パイル編みで、長時間の行動でも肌当たりが柔らかい
- 足へのズレが少ない設計。下りでかかとがずれて靴ずれになる状況を減らせる
デメリット
- 3,960円と高価格帯。複数足そろえると出費が大きい
- 国内正規取扱の販売ページに交換保証の案内がなく、ダーンタフのような生涯保証は期待しにくい
- 取扱店がやや限られ、サイズ・色の在庫を選びにくいことがある
初めて登山用のメリノソックスを買うなら、3位が扱いやすいです。メリノウール67%、内部全体のフルクッションという王道スペックを3,520円(税込)で押さえられます。国内正規のオンラインストアと登山用品店の双方で、色とサイズを選びやすいのも利点です。
注意したいのは厚みの方向です。フルクッションはすね側にも厚みがあり、タイトな登山靴だと甲まわりが窮屈になることがあります。取扱店や年式で表示価格に幅がある点も頭に入れておきたいところ。靴に少し余裕があるなら、その厚みは当たりを和らげる味方になります。
第3位 スマートウール|ハイククラシック フルクッション クルー(Hike Classic Full Cushion Crew)
総合評価:4.3
価格目安:3,520円(税込)
こんな人におすすめ:初めて登山用のメリノソックスを買う人。定番の中厚手を、価格を抑えて選びたい人
メリット
- メリノウール67%で防臭と温度調節に効く、登山用のスタンダードモデル
- 内部全体のフルクッションで、すね側にも厚みがあり登山靴の当たりを和らげやすい
- この素材構成のなかでは3,520円(税込)と価格が抑えられている
デメリット
- 厚みがあるぶん、タイトな登山靴では甲まわりが窮屈になることがある
- 取扱店・年式によって表示価格に幅があり、同じ名前でも仕様差が出ることがある
- 米国公式は購入から2年の満足保証を案内しているが、国内取扱ページに交換保証の案内はない
4位はフィットに独自の答えを持つモデルです。RLは Right/Left の略で、左右を作り分けた設計。左右で足の形が違う人に、そのまま沿わせられます。かかとにナイロン糸を集中させて耐摩耗性を高めており、擦り切れやすい部位を補強しているのも実用的です。
ウール比率は60%で、アクリル17%を含みます。素材だけ見れば上位に譲る構成。締め付け感のない柔らかい履き心地を狙った作りなので、強いホールドを求める人には物足りないかもしれません。国内ブランドの売り場で、靴と一緒に選べる手軽さを重く見るなら、3,080円は納得しやすい価格です。
第4位 キャラバン|RLメリノ・レトロトレッキング(品番 0131008)
総合評価:4.1
価格目安:3,080円(税込)
こんな人におすすめ:キャラバンなど国内ブランドの登山靴を履いていて、同じ売り場で靴下もそろえたい人
メリット
- 左右を作り分けたRL設計で、左右非対称な足の形に沿わせやすい
- かかとにナイロン糸を集中させ、擦り切れやすい部位の耐摩耗性を高めている
- 国内登山靴ブランドの製品で、登山用品店・オンラインとも入手しやすい
デメリット
- メリノウール60%+アクリル17%と、ウール比率では上位モデルに譲る
- 締め付け感のない柔らかな履き心地を狙った設計で、強いホールドを求める人には物足りない可能性がある
- 左右別なので、履くときに左右を確認する手間がある
指の間が擦れる、指股がふやける。そんな悩みが続いているなら5位が候補です。5本指構造で指どうしが直接こすれず、指の間の汗も生地が吸います。メリノウール75%は、この8モデルのなかでも高い比率(販売店によっては71%と表記されるロットもあります)。足裏はパイルクッション、甲はメッシュと、部位で編みを変えています。
合う合わないがはっきり分かれるのが5本指です。履くのに時間がかかり、指の間に生地が入る感覚には慣れが要ります。つま先の細い登山靴だと窮屈になることも。下りのたびに指股のマメができる人にとっては、その手間を払う価値のある構造です。
第5位 インジンジ|アウトドア ミッドウェイトクルー ウール(品番 223670)
総合評価:3.9
価格目安:3,300円(税込)前後
こんな人におすすめ:長時間の下りで足指の間が擦れる人。普段から5本指ソックスを履いている人
メリット
- 5本指構造で指どうしがこすれず、指の間の汗も生地が吸うため指股のマメ・ふやけ対策になる
- メリノウール75%(販売店により71%表記のロットもあり)と、この8モデルのなかでも高いウール比率
- 中厚手で足裏はパイルクッション、甲はメッシュと部位で編みを変えている
デメリット
- 履くのに手間と時間がかかり、指の間に生地が入る感覚に慣れが必要
- つま先が細い登山靴だと、指1本ぶんの生地が加わって窮屈になることがある
- 交換保証はなく、3,300円という価格に対して耐久面で有利といえる裏づけはとくにない
6位からは「1足目」ではなく「足す1足」です。真夏の低山や樹林帯で蒸れが気になるなら、薄手のライトクルーが効きます。薄手でもかかととボトム部には裏パイルのクッションがあり、当たりを受け止められる作り。国内はゴールドウインが展開していて、公式通販で色とサイズを選べます。
注意点は厚さの差です。中厚手を前提に選んだ登山靴に薄手を履くと、内部に余裕が出てズレやすくなります。冬や残雪期には保温も足りません。中厚手をすでに持っている人の2足目という位置づけで考えると、使いどころがはっきりします。
第6位 アイスブレーカー|メリノ ハイク+ ライト クルー(メンズ・品番 IB0A578O)
総合評価:3.7
価格目安:3,850円(税込・メンズ)/レディースのライトクルーは2,530円(税込)の設定もあり
こんな人におすすめ:真夏の低山・樹林帯歩きで蒸れが気になる人。中厚手をすでに持っている人の2足目
メリット
- 薄手なので、夏の低山や暑い時期の行動でも足まわりに熱がこもりにくい
- 薄手でもかかととボトム部には裏パイルのクッションがあり、当たりを受け止められる
- 国内はゴールドウインが展開しており、公式通販で色・サイズを選びやすい
デメリット
- 薄手のため、中厚手を前提に選んだ登山靴に履くと内部に余裕が出てズレやすくなる
- 3,850円と、薄手モデルとしては安くない
- 冬・残雪期には保温力が足りず、厚手を別に用意する必要がある
冬用登山靴を持っている人の厚手枠が7位です。同社の5段階のクッションで最も厚いマキシマムクッション。トールクルー丈なので、冬靴やゲイターと合わせても素肌が当たる範囲を減らせます。つま先はシームレス、幅広の履き口バンドでズレ落ちも抑えています。
価格は5,060円(税込)前後で、この8モデルのなかでいちばん高い設定です。厚みがあるぶん3シーズン用の靴では窮屈になりやすく、冬靴や余裕のある靴が前提。夏場はオーバースペックになります。足先の冷えに毎回悩んでいるなら、冬だけの1足として割り切る価値があります。
第7位 スマートウール|マウンテニア マキシマムクッション トールクルー(Mountaineer Maximum Cushion Tall Crew)
総合評価:3.6
価格目安:5,060円(税込)前後(年式・販売店により4,840円の設定もあり)
こんな人におすすめ:冬用登山靴を持っていて、その中に履く厚手ソックスを探している人。足先の冷えに悩む人
メリット
- 同社ラインで最も厚いマキシマムクッションで、冬山・残雪期の保温とクッションを確保できる
- トールクルー丈で、冬用登山靴やゲイターと合わせても素肌が当たる範囲を減らせる
- つま先シームレスと幅広の履き口バンドで、厚手でも縫い目当たりとズレ落ちを抑えている
デメリット
- 5,060円前後と、この8モデルのなかで価格が高い
- 厚みがあるため3シーズン用の登山靴では窮屈になりやすく、冬靴や余裕のある靴が前提になる
- 夏場にはオーバースペックで、通年の1足には使えない
装備の予算が限られているなら、まず1足という選び方もあります。ワークマンのメリノウール トレッキングソックスは980円前後(1足980円のモデルと2足組980円のモデルがあります)。3,080円から5,060円という他ブランドの価格と比べれば、ぐっと手が届きやすい設定です。足裏のクッションと丈は十分にあり、日帰り登山や低山ハイクなら実用になるという実使用レビューが複数あります。
割り切りも要ります。サイズは24.5〜27cm前後のワンサイズ展開が中心で、フィットの微調整はできません。年度やモデルでウール比率が40%以上から60%まで変わり、綿を含む混紡のモデルでは速乾性が専用ブランドに譲るという指摘、毛羽立ちや毛玉の指摘もあります。季節商品なので在庫も不安定。日帰り中心で、まず靴下の違いを体感してみたい人の入口としては十分に機能します。
第8位 ワークマン|メリノウール トレッキングソックス(ワークマン/FieldCore 系のメリノウールソックス)
総合評価:3.2
価格目安:980円(税込)前後(年度・モデルにより780円、2足組980円などの設定もあり)
こんな人におすすめ:登山を始めたばかりで、装備にかけられる予算が限られている人。日帰り・低山中心の人
メリット
- 980円前後(1足980円・2足組980円などモデルによる)と、3,000円台が中心の他ブランドより大幅に安い
- 足裏のクッションと丈は十分にあり、日帰り登山・低山ハイクなら実用になるという実使用レビューが複数ある
- 全国に店舗があり、在庫があればその日のうちに手に入れられる
デメリット
- 24.5〜27cm前後のワンサイズ展開が中心で、フィットの微調整ができない(足が小さい人はたるみやすい)
- 綿を含む混紡のモデルでは速乾性が専用ブランドに譲り、毛羽立ち・毛玉が出やすいという指摘が実使用レビューにある
- 季節商品で在庫が不安定。年度によって品番・素材比率・価格が変わることがある
失敗しない登山用靴下の選び方|6つのチェックポイント
順位より大事なのは、自分の登山靴と山行に合うかどうかです。8モデルを比べるときに使った6つの軸を、そのまま選び方として言い換えておきます。この6つを順に確認すれば、候補は2〜3足まで絞れます。

厚さは登山靴を試着したときと同じにそろえる
靴下は登山靴の一部だと考えるとうまくいきます。試着で履いていた靴下より薄いものを山で履くと、靴の中に余裕が生まれてかかとが動きます。この動きが靴ずれの出発点です。逆に厚くしすぎれば甲が締まり、下りで爪が当たります。
僕が富士登山用にキャラバンのC1-02Sを買ったときも、厚めの靴下を履いて店頭でサイズを合わせました。中厚手を基準に決めておくと、買い替えるときも厚さの目安を戻しやすくなります。同じ中厚手でもクッションの入り方は製品ごとに違うので、最後は試着で確かめてください。まずは中厚手を1足。ここが土台になります。
素材はメリノウール混を基準に、比率で選び分ける
登山用靴下の主役はメリノウールです。汗を含んでも冷えにくく、においがこもりにくいのが理由。今回の8モデルではウール比率40%前後から75%まで幅がありました。比率が高いほど肌当たりと防臭に寄り、ナイロンの比率が高いほど摩耗に強くなります。
迷ったら60〜70%前後を目安にすると、快適さと耐久のバランスが取りやすいです。綿(コットン)中心のソックスは避けてください。濡れると乾きにくく、体温を奪われます。
靴ずれを防ぐのは縫い目とアーチのつくり
同じ中厚手でも、擦れにくさは構造で変わります。見るべきは3つ。つま先の縫い目が薄く処理されているか、土踏まずを支えるアーチサポートがあるか、かかとが補強されているか。この3点です。
ダーンタフのインビジブルシームリングトゥ、FITSのズレの少ない設計、キャラバンの左右別設計。上位モデルはいずれも、擦れの起点を減らす答えを構造で持っています。価格差の中身はここに出ます。
丈と形状は靴の高さと足指の悩みで決める
丈は靴の高さに合わせます。ミドルカット以上の登山靴なら、履き口が当たる位置より上に来るクルー丈以上が安心。冬靴やゲイターを使う場面では、トールクルー丈が働きます。
形状で迷うのは5本指かどうかでしょう。指の間が擦れる、指股がふやけるという悩みが出ているなら5本指、そうでなければ通常の形で十分です。悩みが出ていないうちから5本指に変える必要はありません。
価格は1足あたりでなく、履ける回数で考える
3,000円台の靴下は高く感じますよね。ただ、消耗品として何足も買い替えるなら話は変わります。保証つきのダーンタフと、980円前後のワークマン。どちらも「1回の山行あたりいくらか」で見ると、納得しやすい選択です。
登山を始めたばかりで年に数回なら、まず安いものを1足。回数が増えて穴が空きはじめたら、保証つきに乗り換える。この順番でも遅くはありません。最初から高いものを買わないと失敗する、という話ではないんです。
入手しやすさとサイズ展開も先に確認する
サイズが合わなければ、どれだけ良い靴下でも力を発揮できません。S/M/Lの3サイズ展開が中心ですが、対応する足長はメーカーごとに違います。ワンサイズ中心の製品は、足が小さい人ほどたるみが出やすい点に注意してください。
季節商品は在庫の波も大きいところ。冬用の厚手は冬前に品薄になりやすいので、シーズンが本格化する前に押さえておくと安心です。価格・在庫・サイズ展開は、購入前に公式サイトでご確認ください。
季節と目的で選ぶなら|中厚手1足に足す2足の考え方
1年を通して山に行くなら、3足体制が扱いやすいです。中厚手を基本に、夏は薄手、冬は厚手を1足ずつ足す。全部を一度にそろえる必要はありません。まず中厚手から始めて、行く山と季節に合わせて増やしていけば十分です。

| 目的・タイプ | おすすめ | 理由 |
|---|---|---|
| まず1足目を決めたい | ダーンタフ ハイカー マイクロクルー ミッドウェイト(1位) | 中厚手の基準を作れて、生涯保証で買い替えの回数も抑えられる |
| 靴ずれ・マメが止まらない | FITS ミディアムハイカークルー F1001(2位) | ズレの少ない設計と全面パイルで、擦れの起点を減らせる |
| 予算を抑えて定番を買いたい | スマートウール ハイククラシック フルクッション クルー(3位) | メリノ67%とフルクッションを3,520円(税込)で押さえられる |
| 国内ブランドでそろえたい | キャラバン RLメリノ・レトロトレッキング(4位) | 左右別設計で足の左右差に沿わせられ、売り場でも探しやすい |
| 指の間が擦れる | インジンジ アウトドア ミッドウェイトクルー ウール(5位) | 5本指構造で指どうしが直接こすれにくい |
| 夏の低山で蒸れる | アイスブレーカー メリノ ハイク+ ライト クルー(6位) | 薄手で熱がこもりにくく、2足目の夏用に向く |
| 冬・残雪期に足先が冷える | スマートウール マウンテニア マキシマムクッション トールクルー(7位) | 最も厚いクッションとトールクルー丈で保温を確保できる |
| とにかく安く試したい | ワークマン メリノウール トレッキングソックス(8位) | 980円前後で、日帰り・低山なら実用になる |
表のとおり、悩みごとに向くモデルは変わります。選ぶ手順はどれも同じです。いま履いている登山靴と、足まわりで困っていること。この2つから逆算すれば、候補は自然に絞れます。
- 夏の低山中心で、まだ靴下にお金をかけたくない → ワークマン(8位)で1足試す
- 3シーズンで年に何度も登る → ダーンタフ(1位)かFITS(2位)を中厚手の基準に
- 冬靴を持っていて足先が冷える → 中厚手に加えてマウンテニア(7位)を冬用に
登山用靴下のよくある質問
登山用の靴下は、普通のスポーツソックスではだめですか?
短時間の低山なら履けないことはありません。ただ、綿が主体のソックスは濡れると乾きにくく、体温を奪われます。汗をかいたまま冷える場面が出る山では、メリノウール混の登山用に替える価値は大きいです。まずは中厚手を1足、試してみてください。
登山用靴下は何足そろえればいいですか?
最初は中厚手を1足で十分です。山行の翌日にも登るなら2足あると安心。1年を通して行くようになったら、夏の薄手と冬の厚手を1足ずつ足す3足体制が扱いやすくなります。全部を一度に買う必要はありません。
靴下の厚さで、登山靴のサイズ選びは変わりますか?
変わります。靴の試着は、山で履く予定の靴下でおこなうのが基本です。僕もキャラバンのC1-02Sを買ったときは、厚めの靴下を履いてサイズを合わせました。試着より薄い靴下で山に入ると、靴の中でかかとが動いて靴ずれの原因になります。
5本指ソックスと通常の形、どちらを選べばいいですか?
指の間の擦れや、指股のふやけに悩んでいるなら5本指が向きます。悩みが出ていなければ通常の形で問題ありません。5本指は履くのに時間がかかり、つま先の細い靴では窮屈になることもあります。いま出ている悩みから決めると迷いません。
登山用靴下の買い替えの目安を教えてください
かかとやつま先の生地が薄くなり、クッションがつぶれてきたら替えどきです。生地が薄くなると靴の中で足が動き、靴ずれが起きやすくなります。ダーンタフのように通常の使用での穴あきを無償交換する保証があるモデルなら、穴が空いた時点でメーカーに相談する選択肢もあります。
登山靴下の結論: 迷ったらダーンタフの中厚手メリノ
最後にもう一度まとめます。1足目に迷ったらダーンタフ「ハイカー マイクロクルー ミッドウェイト クッション」(4,180円 税込)です。中厚手メリノという基準を作れて、生涯保証で買い替えの回数も抑えられます。

- 靴ずれ・マメが止まらないなら FITS ミディアムハイカークルー F1001(2位)
- 予算を抑えて定番を買うなら スマートウール ハイククラシック フルクッション クルー(3位)
- 夏の低山で蒸れるなら アイスブレーカー メリノ ハイク+ ライト クルー(6位)
- 冬・残雪期の冷え対策なら スマートウール マウンテニア マキシマムクッション トールクルー(7位)
- まず1足だけ試すなら ワークマン メリノウール トレッキングソックス(8位)
靴下を1足替えるだけで、下りのつらさが変わることがあります。年に何度も山に行き、穴あきと買い替えを繰り返してきた人ほど、保証つきの中厚手は効いてくるはず。サイズと在庫を確かめてみてください。
※価格・在庫・サイズ展開は公式サイトでご確認ください