こんにちは、YAMA-GO編集部のりょうです。関西を拠点に、北アルプスを中心にULスタイルで山を楽しんでいます。このブログ「YAMA-GO」では、実際に使ったギアのレビューや選び方、山のノウハウなんかを発信しています。
サロモンの登山靴を調べていると「大きめ」「ハーフサイズ下げた」という口コミをよく見かけますよね。下げるべきか、それとも細身で幅がきつくないか。通販だと試せないぶん、正直けっこう迷うと思います。
僕は初めての富士山で、登山靴を普段の靴と同じサイズで買いました。店ではぴったりだったのに、下山では両足に水ぶくれが5か所。サイズ選びの怖さを知ったのはこのときです。
この記事では、サロモンの日本公式サイズ表や海外の実測データをもとに、モデル横断でサイズ感を整理しました。サロモンの靴を全モデル履いたわけではないので、モデルの情報は公式と第三者の計測にもとづいて書いています。
- サロモン登山靴が「大きめ」と言われる理由と本当のサイズ感
- ワンサイズ下げてよいかを決める、かかとの指1本チェック
- 幅がきつい人がワイド版や他ブランドを選ぶべき条件
- X ULTRA・X ADVENTUREなどモデル別の幅とつま先の違い
サロモン登山靴のサイズ感は大きめ?実は幅が細身
結論から言うと、サロモン登山靴は縦の長さが口コミほど大きいわけではなく、むしろ主要モデルの多くは前足部からつま先が細身な傾向です。「大きめ」という感想の多くは、比べ方のズレから生まれていると考えています。

口コミで「サロモンは大きめ」って見たよ。じゃあサイズを下げればいいの?
僕も最初はそう思いました。でも調べてみると、話はちょっと違うみたいなんです。一緒に見ていきましょう。
面白いのは、国内の口コミが「大きめ」と「大きめを買え」で割れている点です。同じ口コミまとめの中に「横幅がタイトなので0.5〜1.0cm大きめを勧める」という声も並んでいます。
ズレの原因のひとつが、サイズ表のcmの意味です。サロモン日本公式の表は注文サイズ=足長の実寸+0.5cmで作られています。足長25.5cmの人なら、注文サイズは26.0になる計算です。(出典:サロモン公式オンラインストア『サイズチャート』)
つまり、表示のcmは「足の長さ」そのものではありません。足を測らずに普段の靴の数字と見比べると、半サイズずれて感じることがあるわけですね。
もうひとつは靴下です。「大きめ」の話題は、街履きスニーカーのXT-6などでよく見かけます。街履きは薄い靴下が前提ですが、登山用の厚手ソックスでは0.5〜1サイズ相当きつく感じることがあります。
では海外の計測ではどうか。米国のレビューサイトRunRepeatは、靴を切断して内部を測り、購入者のサイズ判定も集計しています。メンズUS9基準の主な結果をまとめると、次のとおりです。
| モデル | 長さの判定(購入者の声) | 幅・つま先の傾向(実測) |
|---|---|---|
| X ULTRA 5 GTX(ロー) | 半サイズ小さめ | 親指付近が平均より狭い |
| X ULTRA 5 MID GTX | 標準どおり | 親指付近は平均並み |
| X ULTRA 360 | やや小さめ | 先端に向かって細く低い |
| QUEST 4 GTX | 標準どおり | 前足部が広め |
| QUEST 5 GTX | 標準どおり | 先代より先細り |
| XA PRO 3D V9 GTX | 標準どおり | 先端に向かって大きく先細り |
ハイキング系で「大きめ」と判定されたモデルは、確認した範囲では見当たりませんでした。データがそろって示しているのは、長さよりも前足部の幅と高さに余裕が少ないという傾向です。
同じ「きつい」でも、つま先が当たるのは長さ不足、指の付け根が当たるのは幅不足。原因が別なので、対処も別になります。ここを混ぜないことが、サイズ選びの出発点かなと思います。
「大きい」と感じたら、まず何と何をどの表記で比べた感想なのかを確かめましょう。
ワンサイズ下げる前に確かめたい判断基準
サロモン公式のガイドに「ワンサイズ下げる」という指針はありません。むしろ二つのサイズで迷ったら大きい方を選ぶよう説明しています。下げてよいのは、長さが明らかに余るときだけです。(出典:サロモン公式『ハイキングシューズの選び方』)

細身の靴でサイズを下げると、つま先の余裕と前足部の幅が同時に減ります。その結果、下りでつま先が当たる痛みと、小指が当たる痛みの両方が出やすくなるんですね。
下げてよいのはかかとに指1本以上余るときだけ
公式ガイドの確認方法はシンプルです。靴ひもを締めない状態でつま先を靴の先に当て、かかとに指が1本入れば最適なサイズとされています。
指1本はおおよそ1〜1.5cmの余裕にあたります。この余裕は大きく買うためではなく、下りでつま先を守るためのものです。下げを考えてよいのは、指1本を超えて明らかに余り、ひもを締めても足が前後に動くときです。
| かかとの状態 | 判断の目安 |
|---|---|
| 指がかるく1本入る | 注文サイズどおりでOK |
| 指がスカスカで、ひもを目一杯締めても足が前後に動く | ハーフサイズ下げを検討してよい |
| 指を押し込まないと1本入らない | 小さい。下げるのは避ける |
この確認は、登山で実際に履く厚さのソックスで行ってください。店の薄い靴下で合わせると、本番で窮屈になりやすいからです。
公式は、足が膨らむ夕方に試すことも勧めています。左右で足長が違うときは、大きい方の足に合わせるのが基本です。
足は朝と夕方で0.5〜1.0cmほど変わるとも言われます。朝のすっきりした足でぴったりに合わせると、行動の後半にくるぶしや小指が痛くなりやすいので気をつけたいところです。
長い下りを歩く僕がハーフサイズ上を選ぶ理由
ハーフサイズで迷ったら、僕なら上を選びます。理由は、山でいちばん足が痛むのは長い下りだと身をもって知ったからです。
初めての富士山では、キャラバンのC1-02Sを普段と同じ25cmで履きました。厚めの靴下を履いて、店ではバッチリのサイズ感だったんです。
ところが下山は、8合目からずっと砂利の坂でした。自分の足でブレーキをかけ続けること3時間強。親指と小指に負担がかかり、両足で5か所の水ぶくれができました。
トレッキングポールを持っていなかったことも重なっているので、サイズだけが原因とは言い切れません。それでも、下りで足が前に詰まる怖さはこのとき初めて実感しました。
その1週間後に登った奥穂高岳では、下山だけで約8時間かかりました。撮影や食事込みのゆっくりペースとはいえ、北アルプスは下りが本当に長いんですよね。
公式ガイドも、足はハイキング中に膨らむと説明しています。少し大きい靴はインソールで調整できますが、小さい靴を大きくするのは簡単ではありません。この非対称さが、上を選ぶいちばんの理由です。
上げすぎにも注意
大きすぎる靴は足が中で動き、かかと浮きや靴擦れの原因になります。つま先の余裕は1〜2cmが目安で、2cmを超えるような過度な大きめは別の失敗につながります。
幅広・幅がきつい人はサイズより足幅で選ぶ
幅がきつい悩みは、サイズを上げても解決しにくいです。幅の問題はワイド版か、足型の広いブランドで解くのが筋がよいと僕は考えています。
幅がきついなら、大きいサイズを買えば解決しそうだけど?
僕もそう考えがちでした。でも長さと幅は、どうも別の話みたいなんです。
日本人の標準的な足幅は2Eとされます。足長と足幅の比率も、欧米の多くが10:3.5なのに対し、日本人は半数以上が10:4という話があります。
欧州ブランドの「スタンダード」は、日本の基準より細め・甲低めに作られていることが多いんですね。サロモン日本公式は、靴幅を「スリム/スタンダード/ゆったり/ワイド」の4段階で表示しています。
主要なハイキングモデルの標準版は、このうちスタンダードです。日本の感覚でいう「普通の幅」とは基準が違う可能性がある、と考えておくと失敗しにくいかなと思います。
+0.5cmで幅の窮屈さが消えにくい理由
サイズを上げると幅もわずかに広がりますが、靴のいちばん幅が広い位置が後ろへずれるため、指の付け根の窮屈さはあまり変わらないことが多いです。足の付け根と靴の広い部分の位置が合わなくなるからです。
しかも幅よりも長さが大きく余るので、かかとが浮いて靴擦れという別の痛みが出やすくなります。「大きくすれば治る」と思って上げた結果、痛む場所が変わるだけというパターンですね。
実測でも、X ULTRA 5 GTX(ロー)の親指付近の幅は70.2mmでした。比較カテゴリの平均71.9mmより狭く、レビューでは「つま先を広げる自由は無い」と書かれています。
数mmの差に見えても、指の付け根のように骨が出ている部分では当たり方が変わります。長さを足しても、この細さはほとんど変わりません。
国内では「幅広なら+0.5cm」という助言もよく見かけます。ただ、+0.5cmはつま先側の余裕が足りないときの手段で、幅の手段とは分けて考えるのがおすすめです。
幅のきつさを長さで吸収すると、かかと浮きや靴擦れなど別の痛みが出やすくなります。
ワイド展開があるモデル・無いモデル
サロモンのワイド版は、標準版より前足部のボリュームが約+12mmとされています。長さのサイズ表は標準版と共通です。
2026年10月時点の日本公式ストアで、ハイキング寄りのモデルを整理すると次のとおりです。
| モデル | 国内のワイド版 | 備考 |
|---|---|---|
| X ULTRA 5 GORE-TEX | あり(メンズ25〜31cm) | ロー・Quicklace |
| X ULTRA 5 MID GORE-TEX | あり(メンズ25〜31cm) | ミッド・通常の靴ひも |
| XA PRO 3D V9 | あり(メンズ) | トレイルランニングの定番 |
| X-ADVENTURE GORE-TEX | なし | 公式説明はゆったり寄り |
| X ULTRA 360 | なし | 日帰り向けの価格帯 |
| X ULTRA ALPINE | なし | 岩場・スクランブル向け |
| QUEST 5 GORE-TEX | なし | 重荷・縦走向けハイカット |
注意したいのは、X ULTRA 5などのWIDE版がウィメンズには無い点です。注文サイズ25cm未満の男性も、WIDE版は選べません。
ただし、靴幅の表示が「ワイド」のモデルは別にあります。ウィメンズのX-ADVENTURE RECON MID GORE-TEXや、ユニセックスのTracker系がその例です。商品ページの靴幅表示もあわせて確認してみてください。
また、X ULTRA 5 WIDEの米国の購入者レビューには「ワイドでもまだ細い」「小指が当たる」という声もあります。一方で「十分な余裕」という声もあり、評価は割れています。
+12mmは、日本の3E〜4E向けの靴と同じ幅を意味するわけではありません。かなりの幅広さんは、ワイド版を試したうえで他ブランドとも比べるのが安心かなと思います。
サロモン X ULTRA 5 WIDE GORE-TEX
定番X ULTRA 5の前足部を広げたワイド版。メンズ25〜31cm展開
価格目安:22,000円(日本公式定価・税込)
X ULTRAなどモデル別のサイズ感と幅の差
モデルごとの長さの判定は「標準どおり」から「やや小さめ」に集まっていて、大きな差はありません。違いが大きいのは幅とつま先の形、それに締め方です。
| モデル | カット・締め方 | 公式の幅表示 | つま先・幅の傾向 | 公式重量 |
|---|---|---|---|---|
| X ULTRA 5 GORE-TEX | ロー・Quicklace | 表示なし | 標準版は細身でタイト | 380g |
| X ULTRA 5 MID GORE-TEX | ミッド・靴ひも | 表示なし | 親指付近は平均並み | 440g |
| X ULTRA 360 GORE-TEX | ロー・Quicklace | 表示なし | 先端が細く低い | 372g |
| X-ADVENTURE GORE-TEX | ロー・Quicklace | 表示なし | 公式は「ゆったり」と説明 | メンズ323g |
| X ULTRA ALPINE GORE-TEX | ロー・Quicklace | スタンダード | 実測値は未確認 | 420g |
| QUEST 5 GORE-TEX | ハイ・靴ひも | 表示なし | 先細りだが高さで圧迫を逃がす | 597g |
UL志向の僕としては、軽いローカットに惹かれる気持ちはよく分かります。ただ、ハイキング系のローはQuicklace、ミッド以上は通常の靴ひもが中心です。
同じX ULTRA 5でもローとミッドで締め方が違うので、甲や足首の当たり方も変わります。軽さだけで決めず、足の形と締め方の相性まで見て選ぶのがいいかなと思います。
X ULTRA 5と360はつま先が細めで低い
X ULTRA 5と360はどちらも、指の付け根は収まっても、指先が詰まりやすい形です。長さの判定が「小さめ」寄りになるのも、この形が影響していると考えられます。
X ULTRA 5 GTX(ロー)は、購入者の声では半サイズ小さめ。親指付近の幅も平均より狭めです。一方でMIDの親指付近は71.2mmと平均並みで、判定も標準どおりでした。
同じシリーズでも、ローの方がタイトに感じる人が多いということですね。ローを検討していて指先の窮屈さが気になる人は、MIDも履き比べてみる価値があります。
X ULTRA 360は少し事情が違います。いちばん広い部分は97.9mmと平均94.0mmより広いのに、先端へ向かって細く低くなる形です。つま先部の高さは24.2mmと測られています。
足の幅には余裕があるのに、指先だけが当たる。そんなタイプの窮屈さが出やすいモデルと言えそうです。
なお、ローのX ULTRA 5 GTXについては、別の米国レビュー(Treeline Review)の評価は「標準どおり」。男女のテスターとも同じ判定で、かかとも浮かなかったそうです。RunRepeatの「半サイズ小さめ」とはレビューによって判定が割れるので、最終的には試し履きで確かめるのが確実です。
サロモン X ULTRA 5 GORE-TEX
軽量ローの定番。細め〜標準の足幅の人がまず試したいモデル
価格目安:22,000円(日本公式定価・税込)
X ADVENTUREは公式説明もゆったり寄り
X-ADVENTURE GORE-TEXは、公式の説明に「ソフトなライニングとゆったりとしたフィット」とあるモデルです。X ULTRA 5の標準版より細いという情報は、公式でもラボでも確認できませんでした。(出典:サロモン公式『X-ADVENTURE GORE-TEX』製品ページ)
位置づけはトレイルランニング寄りの軽量ローで、公式重量はメンズ323gです。日本公式の商品ページに幅の表示は無く、国内にワイド版もありません。
ラボの実測値はまだ公表されていないので、幅の細さを数字で比べることはできません。ゆったり寄りとはいえ、長い下りを考えてハーフサイズ上で試すという考え方は、このモデルでも同じです。
締め方はQuicklaceです。甲が高い人や締め分けをしたい人は、次の章のQuicklaceの特徴もあわせてチェックしてみてください。
なお、重い荷物で縦走するならハイカットのQUESTも比較候補です。QUEST 4は前足部が広めと測られている一方、QUEST 5は先代より先細りで、高さで圧迫を逃がす形になっています。同じシリーズでも世代で形が変わる点は覚えておきたいですね。
サロモン X-ADVENTURE GORE-TEX
公式説明がゆったり寄りの軽量ロー。ワイド版は国内に無いので試し履き推奨
価格目安:17,600円(日本公式定価・税込)
サロモン登山靴が痛い原因は場所で見分ける
痛みの原因は、どこが痛むかで見分けられます。指の付け根なら幅、つま先なら長さか前ずれ、甲なら締め方、かかとなら大きすぎを疑うのが基本です。

| 痛む場所 | サロモンで起こりやすい原因 | 対処の方向 |
|---|---|---|
| 小指・親指の付け根 | 前足部の先細り・標準版の細さ | ワイド版か足型の違うブランド |
| つま先・爪(下りで) | サイズの下げすぎ・Quicklaceの緩みで前ずれ | サイズを戻す・下り前に締め直す |
| 甲 | Quicklaceを強く引いて甲全体が締まる | 締めすぎない・通常の靴ひもモデルも検討 |
| かかと | 大きすぎて足が動く・幅合わせでサイズを上げた | サイズを見直す・足首を固定 |
いちばん厄介なのは付け根の痛みです。サイズを上げても解決しにくく、上げた結果かかとの痛みが加わることもあります。
つま先の痛みは、下りで出ることが多いんですよね。僕の富士山の水ぶくれも親指と小指でした。下げすぎたサイズや、行動中に緩んだ締め具合で足が前に滑ると起こりやすくなります。
どの痛みも、我慢して歩き続けると悪化しがちです。痛みやしびれが続く場合は、無理をせず医師などの専門家に相談してください。
クイックレースは下りの前に締め直す
Quicklace(クイックレース)のモデルは、長い下りに入る前にロックを締め直すのが基本の運用です。余ったコードは、タン上部のレースポケットに確実に収めておきましょう。
Quicklaceは、1本の細いコードを引いてロックで止める仕組みです。コードが滑車のように通るので、引くと全体が均等に締まります。着脱や締め直しが速いのは大きなメリットですね。
その反面、前足部はゆるめ・足首はしっかりといった締め分けは、通常の靴ひもより難しくなります。甲が高い人は入りにくい、ロックが少しずつ緩む、という声もあります。
締め直しの節目は、歩き始めて最初の休憩と、長い下りに入る前です。下りで足が前へずれるのを防ぐことが、つま先や爪のトラブル予防の要になります。
締め分けを重視するなら、X ULTRA 5 MIDやQUESTのような通常の靴ひものモデルも候補です。下りの前に足首まわりを強めに締める、といった調整がしやすくなります。
コードが切れたりほつれたりしたら、日本公式の交換用キット(1,100円)で交換できます。(出典:サロモン公式『QUICKLACE KIT』製品ページ)
強く締めすぎると足首前面の神経を圧迫することがあります。しびれを感じたらすぐに緩めましょう。
僕ならこう選ぶ足幅別のサロモン判断フロー
僕なら、まず足長と足幅を測り、細め〜標準なら標準版、幅広なら最初からワイド版や他ブランドを候補に入れます。手順にすると次の4ステップです。

- 登山用ソックスを履いて足長を測り、日本公式表で注文サイズを出す(足長+0.5cm)
- 足囲・足幅を測り、自分が2E以下(細め〜標準)か3E以上(幅広)かを把握する
- 細め〜標準なら標準版を注文サイズどおりで試し、かかとの指1本とつま先の自由度を確かめる
- 幅広でメンズ25cm以上ならワイド版から試し、それでも付け根が当たれば他ブランドと比べる
足長は、白い紙にかかとを壁へ付けて立ち、いちばん長い指の先までを測ります。足囲は、親指と小指の付け根の出っ張りを通して一周させた長さです。
指に力を入れて反らせず、両足に均等に体重をかけて測るのがコツです。左右で差が出ることは多いので、必ず両足とも測っておきましょう。
足型別の当たりの付け方をまとめると、次のようになります。
| 足のタイプ | 最初に試すもの | 合わないときの次の手 |
|---|---|---|
| 細め〜標準(2E以下) | 標準版のX ULTRA 5など | ハーフサイズ上・MIDとの履き比べ |
| 標準〜やや幅広・メンズ25cm以上 | X ULTRA 5 WIDEなどのワイド版 | LOWAなど幅広ラストのブランド |
| 幅広・甲高(3E〜4E) | ワイド版でも細い可能性あり | 日本ブランドやLOWAのWXL |
| 幅広のウィメンズ・足長25cm未満 | 国内公式にワイド版なし | 最初から他ブランドを比較 |
ULで軽さを大事にしている僕でも、足元のフィットだけは妥協しません。合わない靴は、軽さのメリットを痛みで打ち消してしまうからです。
幅広・ウィメンズは他ブランドも比べる
ワイド版でも付け根が当たる人は、最初から他ブランドも候補に入れるのが近道です。WIDE版を選べないウィメンズや足長25cm未満の人も同じですね。
比較対象になりやすいのは、日本人の足型に合わせた日本ブランドです。キャラバンのC1_02Sはワイズ3Eで、つま先まわりにゆとりを持たせた作り。シリオは3E〜4E+の幅展開があり、モンベルにもワイドモデルがあります。
海外ブランドなら、LOWAのWXLラストやJAPAN FITラストが候補です。同じ名前のモデルにレギュラー版とWXL版が並ぶ例も多く、履き比べがしやすいのもポイントですね。
僕が最初の1足にキャラバンを選んだのも、国産で日本人の足型に合わせて作られているのが理由のひとつでした。普段25cmの靴を履いていて、同じ25cmで厚めの靴下でもバッチリでした。
ただしキャラバンは作りに余裕があり、大きめを選ぶと緩くなりすぎる可能性も指摘されています。サロモンの感覚で上げると合わないことがあるので、ブランドごとに試し履きで確かめてください。
キャラバン C1_02S
ワイズ3Eでつま先にゆとりのある国産ミッドカット。サロモンの細さが合わない人の比較候補に
通販はサイズ交換不可、試し履きで決める
サロモンの日本公式オンラインストアは、サイズ交換を行っていません。合わなかった場合は返品して再注文する扱いです。
返品は未使用でタグや付属品がそろっていることが条件で、注文日から30日以内。返送料は自己負担です。注文確認メールが届いた後は、サイズ変更もキャンセルもできません。
外で一度でも履くと、未使用の条件から外れてしまいます。届いたら室内で試すようにしましょう。
ちなみに国内正規店の返品条件はブランドで違います。たとえばスカルパの正規代理店ストアは、到着後15日以内の返品に対応。複数サイズを取り寄せて合わない方を返す注文も可能と明記しています。通販で迷うなら、こうした条件の差も選ぶ材料になりますね。
いちばん確実なのは、店舗での試し履きです。標準版とワイド版を履き比べ、傾斜台で下りのつま先を確かめると、通販では分からない差が見えてきます。
店に行くときは、山で履く登山用ソックスを持参するのがおすすめです。返品条件は変わることがあるので、購入前に公式サイトで最新の情報を確認してください。
サロモン登山靴のサイズ感でよくある質問
ナイキなど普段のスニーカーと同じサイズで選んでいいですか?
US表記どうしなら、ナイキとサロモンの日本公式のcm表示は一致します(メンズUS8=26.0)。ただしサロモンの26.0は「足長25.5cmの人向け」と明示されています。普段の数字をそのまま当てはめず、登山用ソックスを履いて足長を測り、公式のサイズ表で注文サイズを出すのが確実です。
29.5cmや30.5cmのハーフサイズはありますか?
メンズは25〜29cmが0.5cm刻みです。29cmを超えると30・31の1cm刻みになり、29.5と30.5は多くのモデルで設定がありません。例外として、XA PRO 3D V9 WIDE GORE-TEXには29.5があります。足長が29cm前後の人は、半サイズ単位で選べない場合があると考えておきましょう。
女性でもサロモンの幅広モデルは選べますか?
X ULTRA 5などのWIDE版は、日本公式ではメンズ25〜31cmのみの展開です。ウィメンズでは、靴幅表示が「ワイド」のX-ADVENTURE RECON MID GORE-TEXなど一部に限られます。選択肢が少ないので、幅広の女性はキャラバンなどの日本ブランドやLOWAのウィメンズも比べてみてください。
街履きのXT-6と同じサイズで、登山用のサロモンを買ってもいいですか?
おすすめしません。街履きは薄い靴下が前提ですが、登山用の厚手ソックスだと同じ靴でも0.5〜1サイズ相当きつく感じることがあります。登山で履くソックスで試し、かかとに指が1本入るかを確かめてから決めましょう。
少し大きいサイズを買ってしまったら、どうすればいいですか?
少し大きい程度なら、インソールやソックスの厚みで調整できます。公式ガイドも、大きい靴は調整できるが小さい靴を大きくするのは難しいと説明しています。かかとが大きく浮くほど合わない場合は、公式ストアなら未使用30日以内の返品条件を確認してください。
サロモン登山靴のサイズ感は足幅で決める要点まとめ

大きめだから下げる、じゃなかったんだね。幅を見るのが大事なんだ。
そうなんです。僕も富士山の下りで痛い思いをしてから、サイズは慎重に選ぶようになりました。
サロモン登山靴のサイズ感は、縦が大きいというより、主要モデルの多くで前足部からつま先が細身なのが特徴です。サイズを下げる前に、自分の足の長さと幅を測るところから始めてみてください。
- 「大きめ」の口コミは、足長+0.5cmのcm表記や街履きの薄い靴下との比較から生まれやすい
- 下げてよいのは、かかとに指1本を超えて余り、締めても足が前後に動くときだけ
- ハーフサイズで迷ったら、長い下りを考えて大きい方を選ぶ
- 幅がきついならサイズを上げず、ワイド版(メンズ25cm以上)か他ブランドを試す
- X ULTRA 5・360は指先が細め、X-ADVENTUREは公式説明がゆったり寄り
- Quicklaceは長い下りの前に締め直す
- 公式通販はサイズ交換不可なので、できれば店舗で試し履きする
この記事の数値は、あくまで一般的な目安です。正確なサイズ表や返品条件は公式サイトをご確認ください。足の形は人それぞれなので、最終的な判断は試し履きのうえ自己責任でお願いします。迷ったら、店舗スタッフなど専門家に相談してみてくださいね。
サロモンの幅が合わない場合の比較先として、キャラバンのサイズ感も確認できます。
関連記事:キャラバン登山靴のサイズ感
サロモン以外のブランドとのサイズ感の違いも知りたい方はこちらです。
関連記事:登山靴のサイズ感をブランド別に比較した早見表
