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登山の2泊3日におけるザックの重さ目安とパッキング術

こんにちは、YAMA-GO編集部のりょうです。関西を拠点に、北アルプスを中心にULスタイルで山を楽しんでいます。このブログ「YAMA-GO」では、実際に使ったギアのレビューや選び方、山のノウハウなんかを発信しています。

今回は、僕自身も最初に知りたかった登山の2泊3日におけるザックの重さについて、まとめてみます。いざ縦走や長期の山行に挑戦しようとすると、装備や食料で荷物がどれくらいの重量になるのか、適正な目安が分からず不安になりますよね。特にテント泊での2泊3日に適したザックの容量や、女性でも無理なく背負える重さの基準、さらには水や食料の重さをどう減らすかなど、疑問は尽きないかなと思います。この記事では、僕の実体験やこれまでの失敗談も交えながら、重さを抑えて快適に歩くためのヒントを共有していきますね。

  • 2泊3日の山行に適したザックの重さと容量の目安
  • 小屋泊とテント泊それぞれの装備の違いとパッキング術
  • 体への負担を減らす重心コントロールのテクニック
  • 安全性を保ちながら荷物を軽くする具体的なアイデア

登山の2泊3日におけるザックの重さ目安

まずは、2泊3日で山を歩く際の基本的な重さの基準について整理していきましょう。小屋を利用するのか、自分のテントを担ぐのかで必要な装備は大きく変わってきますので、それぞれのスタイルに合わせた目安をお伝えします。

体重比から導く適正重量の基本

理想は「体重の10~15パーセント」。最初は超えても大丈夫。 [cite: 15, 16]

登山用のザックに荷物を詰める際、一般的に言われている目安があるのをご存知でしょうか。よく言われるのが、自分の体重の10パーセントから15パーセント程度に収めるという基準です。

たとえば体重が60kgの人なら、6kgから9kgくらいが体に無理のない重さということになりますね。数値データはあくまで一般的な目安ですので、絶対にこの通りにしなければいけないというわけではありません。

ただ、個人的にはこの数字、2泊3日の行程になると厳密に守るのはけっこう難しいなと実感しています。なぜなら、日帰りや1泊の登山と違って「山の中で生活するための絶対的な荷物」が格段に増えるからです。

少し具体的に計算してみましょう。まず、水は1リットルでぴったり1kgの重さがあります。行動中や調理に必要な水を最低2L背負うと仮定すると、それだけで2kgになりますよね。

次に食料です。軽量なフリーズドライ食品などを中心に工夫しても、カロリーを維持するには1日あたり約600g〜800gは必要です。これが3日分となると、約2kg〜2.5kgにのぼります。

さらに、長期山行の荷重を支えるためのしっかりした大型ザック自体の重さ(約1.5kg〜2.5kg)や、絶対に外せないレインウェア、防寒着、ファーストエイドキットなどの基本装備(約2kg)を足してみてください。

なんと、テントや寝袋などを一切入れていない状態でも、あっという間に7.5kg〜9kgに達してしまうんですよね。つまり、体重60kgの人の適正重量(上限9kg)を、基本装備と水・食料だけで使い切ってしまう計算になります。

メモ

2泊3日において、体重比15%以内という数字は「究極の理想形」であって、初心者の方が最初から簡単にクリアできる数字ではありません。海外のハイカーの実例などを見ても、体重の20%以上の荷物を背負って歩いているケースは珍しくありません。

ですから、「基準の15%を超えてしまったからダメだ」と焦る必要は全くないかなと思います。ご自身の筋力や体力と相談しながら、最初は少し重くなっても安全第一の装備で計画を立ててみてくださいね。

そして、経験を積む中で「今回はこれを使わなかったな」という気づきを得て、徐々に無駄を省いていくのが、無理なく適正重量に近づけていくためのコツですよ。

小屋泊向けの適正容量と荷物

【山小屋に泊まる場合】容量:30~45リットル、重さ:8~12キロ。【テントに泊まる場合】容量:65リットル以上、重さ:15~18キロ。 [cite: 32, 33, 34, 35, 37, 39]

山小屋に宿泊する場合、テントや寝袋、調理用の火器類を持たずに済むため、荷物はかなりコンパクトにまとまります。

僕の経験上、小屋泊なら30リットルから45リットル程度の容量があれば、2泊3日でも十分に対応できるかなと思います。総重量の目安としては、だいたい8kgから12kgくらいに収まることが多いですね。

ポイント

着替えや防寒着、行動食がメインの荷物になります。山小屋で水や食料を調達できる環境であれば、背負う荷物をさらに軽くすることも可能です。

ただし、小屋泊だからといって油断して小さなザックをギリギリで使うと、途中で買ったお土産や、脱いだアウターをしまう場所がなくなって困ることもあります。少しだけ余裕を持たせたサイズ感を選ぶのが、パッキングに悩まないコツですよ。

テント泊で必要な容量と装備

一方で、すべての衣食住を背負って歩くテント泊になると、状況はガラリと変わります。無積雪期の3シーズンであれば、最低でも65リットル前後の大容量ザックをおすすめします。

重量の目安は15kgから18kg程度まで跳ね上がります。テント本体に加えて、シュラフ、スリーピングマット、数日分の食料とクッカーなど、かさばる装備が一気に増えるからです。

注意

小さなザックに無理やり詰め込もうとして、テントやマットを外付けしている方をたまに見かけますが、個人的にはあまりおすすめしません。岩や木の枝に引っかかってバランスを崩す原因になり、転落などの思わぬ事故につながる危険があるからです。

安全のためにも、すべての装備がザックの中にすっきりと収まる容量を選ぶのが鉄則ですね。

失敗しないザック選びの鉄則

ザックは「一番最後」に買う。ステップ1: すべての道具を揃える。ステップ2: ダンボールに詰めて体積を測る。ステップ3: プラス5リットルの余裕を足す。 [cite: 51, 52, 53, 54, 55, 56, 57]

これからテント泊に向けて装備を揃えようとしている方に、僕の過去の失敗からぜひお伝えしたいことがあります。それは、「ザックは一番最後に買うべき」ということです。

最初にデザインが気に入ったザックを買ってしまうと、あとから揃えたテントや寝袋が入りきらないという悲劇がよく起こります。

まずは必要な装備をすべて並べてみて、ダンボールなどに詰めてだいたいの体積を把握してから、それに合うザックを探すのが一番確実です。そして、ぴったりすぎるサイズではなく、算出した容量プラス5リットルくらいの余裕を持たせておくと、パッキングの際にストレスを感じにくくなりますよ。

疲労を防ぐパッキングのコツ

体感の重さを減らす詰め方。上部はすぐ使うもの、一番下は使わないもの、背中側の中段は一番重いものを入れ、重心を背骨に極限まで近づける [cite: 65, 66, 73, 77, 78, 79, 80]

同じ重さの荷物でも、詰め方次第で背負ったときの「体感重量」は驚くほど変わります。パッキングはただ荷物を入れる作業ではなく、体を疲れさせないためのテクニックなんですよね。

基本となるのは、ザック内の空間を4つの層に分けて考えることです。一番下には歩行中に絶対使わないシュラフなどの軽くてかさばるものを入れ、クッション代わりにします。

そして一番上の取り出しやすい場所には、雨具や救急セット、行動食などを配置します。天候が急変したときでも、立ち止まってすぐにアクセスできる状態にしておくことが大切です。

重心を安定させる収納テクニック

パッキングの中で最も神経を使いたいのが、水や食料、クッカーなどの「重いもの」の配置です。これらは必ず、ザックの中層で、かつ背中側に一番近い位置に入れるようにしてください。

重いものが体から離れた外側にあると、後ろに引っ張られる力が働き、無意識のうちに前傾姿勢になって腰や肩の筋肉を激しく消耗してしまいます。

メモ

重心が背骨の近くにあれば、荷重が骨盤にしっかり乗り、下半身の大きな筋肉で支えられるため、格段に楽に歩けるようになります。

家でパッキングを終えたら一度背負ってみて、体を左右に振って重心がブレないかチェックする習慣をつけるといいですね。

登山の2泊3日向けザックの重さ削減法

ここからは、長期の山行で体力を温存するために、いかにして荷物を軽くしていくかという実践的なお話をします。ただ削るのではなく、必要な安全は残すのがポイントです。

食料と水分の重量マネジメント

水と食料の重さを削る。箱から出して密閉袋へ移し替える。粉末飲料や乾燥米を活用する。 [cite: 84, 86, 87]

2泊3日ともなると、食料と水の重さがかなりの割合を占めてきます。これをどうコントロールするかが、軽量化の大きな鍵になります。

まず食料ですが、市販のパッケージや外箱は家で外してしまい、ジップロックなどに小分けする「リパッケージ」を強くおすすめします。これだけで体積もゴミも劇的に減らせます。

ポイント

飲料水も、ペットボトルを何本も持つのは非効率です。粉末のスポーツドリンクを持参して現地で溶かしたり、浄水器を活用して水場を利用したりすることで、背負う水分量を賢く減らすことができます。

缶詰などの水分を多く含む食材は重いので避け、お湯で戻せるアルファ米やフリーズドライ食品を活用するのが定番ですね。

シュラフやマットの賢い選び方

寝具はコンパクトさを最優先する。羽毛の寝袋を選び、空気で膨らむマットにする。 [cite: 94, 96, 98]

睡眠の質は翌日の体力に直結するので妥協は禁物ですが、ここも軽量化の余地が大きいポイントです。

シュラフにはダウンと化学繊維がありますが、軽さとコンパクトさを重視するなら、少し高価でもダウンシュラフを選ぶのが正解かなと思います。僕も化繊からダウンに買い替えたとき、その小ささに感動したのを覚えています。ただし、ダウンは濡れると保温力を失うので、防水対策は必須です。

また、地面からの冷気を遮断するマットも重要です。かさばるのが嫌な場合は、空気を抜いてコンパクトに収納できるエアーマットを取り入れると、ザックの内部にかなりゆとりが生まれますよ。

ザック自体の軽量化に潜む危険

薄くて軽いザックには要注意。荷物全体が重い段階で超軽量ザックを使うと、荷重がすべて肩に集中し激痛が走ります。 [cite: 107, 108, 109, 110, 111]

荷物を軽くしたいからといって、いきなり超軽量をうたうUL系のペラペラなザックに手を出すのは、少し待ってください。

そうしたザックは、重さを削るためにしっかりとしたフレームや分厚い腰ベルトが省かれています。中身の装備が重いまま軽量ザックを背負うと、荷重がすべて肩に集中してしまい、とてつもない痛みに襲われます。

荷物全体が重い段階では、むしろザック自体は少し重くても、腰回りのベルトがしっかりしていて荷重を分散してくれるモデルを選んだ方が、結果的に「軽く」感じます。ザックを軽くするのは、中に入れるすべてのギアの軽量化が済んでからの最後のステップだと考えてくださいね。

安全を確保したウルトラライト戦略

命を守る重さは、絶対に削らない。緊急用保温シート、救急セットなど。 [cite: 125, 126]

荷物を軽くすることは素晴らしいですが、山の環境は過酷です。天候の急変やトラブルに対処するための装備まで削ってしまうのは非常に危険です。

たとえば、万が一のビバーク(緊急避難)に備えるエマージェンシーブランケットや、テーピング、常備薬などのファーストエイドキットは、数十グラムの追加にしかなりませんが、命を守るための「絶対に削ってはいけない重さ」です。

メモ

僕が愛用しているのは、少しのダクトテープを水筒などに巻き付けておくこと。テントのポールが折れたり、ウェアが破れたりしたときの応急処置に幅広く使えて、専用の補修キットをいくつも持つよりずっと軽くて合理的です。

健康や安全に関わる部分は、最終的な判断は専門家にご相談いただくか、公式サイト等で正確な情報をご確認のうえ、ご自身でしっかり備えをお願いします。

登山の2泊3日におけるザックの重さ総括

少しずつ、自分だけの最適な軽さを見つけよう。安全で素晴らしい山の旅へ、いってらっしゃい。 [cite: 133, 134]

ここまで読んでいただき、ありがとうございます。

2泊3日という長丁場の山行では、ザックの重さをいかにコントロールするかが、旅の快適さを大きく左右します。体重比10〜15%という目安を意識しつつも、ご自身のスタイルに合わせて小屋泊かテント泊かを選び、適切な容量のザックを背負うことが大切ですね。

そして、ただ闇雲に荷物を減らすのではなく、パッキングの重心を整えたり、食料のリパッケージを行ったりと、賢く重さを削っていく工夫が求められます。

最初は重くて苦労するかもしれませんが、それもまた山の経験の一つです。少しずつ自分の装備を見直し、最適なスタイルを作り上げていく過程もぜひ楽しんでみてください。それでは、安全で素晴らしい山旅にいってらっしゃい!

また別ページでは一泊二日の重さについてもまとめていますので、山行に合わせてそちらも読んでみて下さい。

登山で1 泊2日する際のザックの重さの目安と軽量化

初めての小屋泊やテント泊に挑戦する方へ。登山の1泊2日のザックの重さの目安や、容量の選び方、疲れないパッキング術を徹底解説します。体重比から導く適正重量から、ウルトラライトを取り入れた装備の軽量化まで実践的なノウハウが満載です。登山の1泊2日のザックの重さに悩む初心者必見です。

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